『待つこと』
キミはボクのちょっと先まで行くと 止まって後ろをふりかえる
ボクがおいつくまで待っている
キミは誰かが泣いてると となりに一緒に座りこむ
誰かが泣きやむまで待っている
キミはどこかが汚れると 鼻歌うたいながら掃除する
どこかがキレイになるまで待っている
そんなキミが旅立つとき 笑みうかべ 「へいき」 というキミ
ボクラはそんなキミをいつまでも待っている
『音にする言葉』
何かに腹が立っているんだろ
でも
その理由は分からないな
言葉にしてくれないと
さすがに分からない
誰かの悪口だって
何でもいい
その怒りをはらせるなら
俺はちゃんと聞く
思ったことすべて
言い尽くしてしまえばいい
誰かの悪口を言ってる人間は
醜く思えるかも知れない
でもな
それぐらいじゃ
俺はお前のことを
嫌いになったりしない
いつだって
スタンバってるから
答えを出せはしないけど
1人でためておく言葉ほど
重いモノはないと思うんだ
俺にぶつけてくれて構わないから
悩んでるお前を見てる方が
よほど俺は辛かったりするから
せめて
言葉にしてくれないかな
役に立ちたいとか
そう思ってたりしてんだ
これでも
言葉を思うだけじゃ
不足しすぎるんだ
言葉を音にしてほしい
お前が持っている言葉
受け取ってみせっから
待ってっから
お前の
勇気
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