|
１９３９年８月２３日、ナチスドイツはソ連と独ソ不可侵条約を締結した。その裏で両国は、独ソでポーランドを分割占領すること、バルト三国はソ連が併合すること、ソ連のフィンランド侵攻の支持などを約束する秘密協定を結んでいた。犬猿の仲であるはずの独ソが手を結んだ事は世界に衝撃を与えた。特に１９３６年１２月にドイツと日独防共協定を結んでいた日本にとっては、衝撃的な出来事だった。その時日本は、まさにソ連とノモンハンで戦闘中だった。時の内閣総理大臣、平沼騏一郎は「欧州は複雑怪奇」と言って、総辞職してしまった。ソ連のポーランドへの侵攻は１９３９年９月１７日である。ソ連のポーランド侵攻が遅れたのは、日本との間の国境紛争ノモンハン事件が９月１５日まで続いたからである。（９月１５日、日ソ休戦協定調印）ノモンハン事件はソ連がポーランドに侵攻中、日本に背後を突かれないために、ソ連が日本に仕掛けた予防戦争であったと言う見方もある。ノモンハン事件を扱った映画に日本映画「戦争と人間 第三部」が有る
|
|
