20代から中高年のための小説投稿 & レビューコミュニティ
 ようこそゲストさん トップページへ ご利用方法 Q&A 操作マニュアル パスワードを忘れた
 ■ 目次へ

作品名:お竹さん(前編) 作者:カズロン

最終回   あとがき
おセイ伯母が言うには、竹ばあさんは字が上手で書く事の苦手なお祖父さんの代筆を遣っていたと言うことです。竹ばあさんが「何時も私に書かせて、男のくせに情けない」と言っていたと言う話からこの小説もどきの中の竹さんとヤス次の人物設定をしてみました。

この文章を書き終える頃に手に入れた資料、「内陸の生活と文化」(地方史研究協議会編 昭和61年)と言う資料によれば、初期の島村勧業社は製造業ではなく、蚕種の販売と金融業が主な仕事だったと言うことです。製造は蚕種製造組合島村組と言う組織が担っていたと言うことです。しかし後期(11年以降)の島村勧業社はその島村組を吸収合併して製造も行なっていたようです。製造部門は18年まで存続していたと言うことです。

この小説モドキを書くにあたり、養蚕について色々調べた結果、温度計や湿度計も養蚕のために開発されたなど、養蚕が日本の科学技術の発展に多大の貢献をしていた事に驚きました。また日本の近代化は養蚕無くしては成り立たなかったと言う事も知りました。


← 前の回  ■ 目次

■ 20代から中高年のための小説投稿 & レビューコミュニティ トップページ
アクセス: 3656