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作品名:其は匂ひの紫 作者:紙森けい

この作品に対する感想・要望


2009年02月22日(Sun) 14時31分 投稿者:紙森けい(2−2) ID:WzDf3sqhss
実は長い間、書くことから遠ざかっておりまして、三年ほど前に創作意欲が戻り、再び筆を執りました。
世はネット小説花盛り(私は紙媒体のオタク世代です)、多種多様な読み物が自由に発表される現状に、とても刺激を受けました。
確かに未成熟な作品も見受けられますが、それを補って余りある熱気と言うか、情熱を感じます。
書きたいものを書きたいように、優劣に関係なく書く――GIONMAROさんの言葉をお借りするなら「欲も得も存在しない」と言うことになりましょうか――まさにそれこそがアマチュア小説の醍醐味と言えるかと。
私もその中の一人であることを忘れずに、また文章を磨くことを怠らずに、自分なりに納得出来るものを書き続けたいと思います。
とても素敵なコメントをありがとうございました(嬉しくて、何度読み返したか知れません)。

2009年02月22日(Sun) 14時30分 投稿者:紙森けい(2−1) ID:WzDf3sqhss
GIONMARO様

芥川賞作家と比して評価頂けるなんて、アマチュア字書きとしましては光栄です。
ありがとうございます。
自分の文章について美しいとか自覚したことはないのですが、ただ言葉の意味を正しく使い、出来るだけ簡素で誰にでも馴染みのある文体で書くようにしています(小説をほとんど読まなかった私のお手本は、現代国語の教科書でしたから)。
その結果、出来上がった文章を美しいと言って頂けて、本当に嬉しいです。
読み手のご期待に副えるものを書き続けられるかどうかはわかりませんが、このスタンスだけは崩さずに、そして弱点(短編体質ゆえの尻すぼみ)を克服し、少しずつでも上達しながら書いて行きたいと思います。
『其は匂ひの紫』の改訂については考えさせてください(百枚なんて、夢のような数字です・笑)
2009年02月21日(Sat) 00時01分 投稿者:GIONMARO(おしまい) ID:WNnMz9wb5k
今度の『其は匂ひの紫』は『ひとつぶ』と違って、純散文的な語り口になっていますね。非の打ちどころがない書き出しで、すぐに引き込まれる。およそ完璧です。余計な字が一字も使ってない。読み手も緊張します。これは真面目に読まれる文章だと。書き手と読み手の勝負です。それだけに期待もすこぶる大きい。こう申し上げるのは、今の尻すぼみなところを練り直してくれたら、是非新しく生まれ変わった『其は匂ひの紫』を読んでみたいと希望するゆえです。既にあれだけの材料がそろっているのですから、紙森さんなら百枚ぐらいの読み物に仕立て直しがきくのでは、と、これは読む側の勝手な言い分でしょうか。
2009年02月21日(Sat) 00時00分 投稿者:GIONMARO(つづき) ID:WNnMz9wb5k
しかし、ごくたまに、多くの石ころの中に玉が埋もれている。まあ、それがインターネットの楽しみでもあるのですが。埋もれているから人目につかない。御覧なさい、『ひとつぶ』はまだ百人にも読まれてない。しかも、職業作家に少しもひけをとらない、いやそれどころか、インフレをおこして久しい今の文壇とやらに胡坐をかいた作家先生の筆からあれだけの文章を期待する、むしろその方が無理でしょう。何しろ芥川賞作家が中学生レベルの文章を作るんだからお話にならない。これからは、インターネットでこそ本物の文芸の仕事がなされる時代なのかも知れない。欲も得も存在しない場所で。
2009年02月20日(Fri) 23時58分 投稿者:GIONMARO ID:7mNns4DY.I
いえ紙森さん、過分でも何でもありません。『ひとつぶ』は実に出色の出来ばえでした。ああいう物は書籍・文芸誌でも中々ない。あたかも上等な私小説を見るような、一篇の散文詩に接するような、美しい文章です。それに紙森さんが使う言葉の格調は他の投稿者と比較を絶しています。コンピューター画面に文字が異様な鮮やかさをもってうつります。こういっては何ですが、インターネットに投稿される文章など、ほぼその全部が箸にも棒にもかからないクズです。これは紙森さんだったら同じように考えるところではないでしょうか。

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