落ち着け俺、そうだよ落ち着け
「俺は・・・ここで働くんだな?」
「はい」
「それは雑用というかなんというかまぁ要するに手伝いする人なんだよな」
「まぁそういうことになりますね」
「メイドではないんだよな」
「メイドですね」
「・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
ああ、なるほど
「ああ、メイドなのか。そうかそうか、別にメイドってだけでな。君達みたいな格好をするわけじゃないもんな」
「あはは。当たり前じゃないですか〜」
俺ってばなんて恥ずかしい間違いをしてんだ
「あ、そろそろ春弥様が帰ってきますよ」
「春弥?」
「ここの主です」
「主か・・・って帰ってくるの早くないか?この時間に終わる仕事なんてあるのか?」
「今日は始業式なので早いんです」
「ああ、始業式ね。なるほどなるほ・・・・なん・・・だと?」
「どうしました?」
始業式?始業式ってことはまさか
「なぁ、ここの主ってもしかして・・・学生さん?」
「はい」
はああああああああああああああ!?俺が学生に仕えるの!?学生にヘコヘコしながら生きるの!?あの糞親父・・・・・
「一樹さんの気持ちは分かります。でも、一緒にがんばりましょう!」
手を握られた。・・・・ま、まぁ頑張ってやってもいいかな。いや、違うってけしてこの子がいるからとかそんな不純な動機じゃないから
「しっ、下心なんかないんだからねっ!」
「!?」
「あ、や、すまん」
ついつい大声を出してしまった
「では、ご主人様をお迎えにあがりましょう」
ああ、ご主人様・・・一回でもいいから呼ばれてぇ
「一樹さん?」
「あ、すまん。よし!さっそく主の所に案内してくれ!えーと?」
「糟谷美和(かすや みわ)です」
「よろしくな!糟谷!」
「こちらこそ」
やってやるさ。人生初の仕事だ・・・あの糞親父より金を稼いで屈服させてやる!
俺、決意する
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