少子高齢化。いわば子供が減って老人が増え、老後の生活が懸念される。そんな感じ。だから今、15〜75才の人は頑張って働いている。まぁ俺の家は金を持ってるほうだし、俺の老後も安泰しているので俺は働かなくてOKなのだ
申し遅れたが俺は成宮一樹(なりみや かずき)中学、高校を無事卒業し、今は自宅警備の仕事に就いている
そんな俺は今親父と一対一で話をしている
「息子よ、なぜ働かない?」
「決まってるだろ?自宅警備という重要な役職についているからだ」
「それは母さんがいるから大丈夫だろう?」
「いや、母さんだっていつも家の中にいるのは嫌だと思うんだよ」
「お前は?」
「俺は家を愛しているから大丈夫」
「はぁ・・・・父ちゃんは情けないよ。こんなにひねくれて、背ぇ低くて、体細くて、顔女みたいに育った息子を育てあげてしまって」
「待て親父、色々言いたいことはあるが百歩譲って体細いのは俺でもなんとかできるが身長と顔はどうしようもないだろ!」
「お前のどこに俺の遺伝子入ってるんだ?お前、喧嘩とかできんの?」
「そんなにやったことないから分からんが今まで負けた事はない」
「・・・・・・女子はカウントに入んないぞ?」
「なめんな!」
このおっさんとこれ以上関わってたら疲れるので自分の部屋に戻る
「お前、今この場で働くことにしないと後悔するぞ」
「分かったよ・・・働くわけねぇだろバカ!」
「あ!てめえええええ!!」
親父の悔しそうな声を聞きながら部屋に戻った
「ふぁぁぁ。まだ眠い。なので寝る」
二度寝。素晴らしい
「起きろ糞息子」
「死ね糞親父」
ん?なんで親父が今いるんだ?
「おいお前、仕事は?」
「あ?有給休暇だ」
「なんで」
「今日は出かけるからな」
「あ、俺はパスね」
「心配スンナ。お前は最初からカウントされてない」
「そりゃよかった」
「なぜなら今日はお前が家からいなくなったねパーティだからな」
「は?なに言ってんだ?」
「じゃ、早速だけど出てけ」
「は?」
親父は俺の首ねっこを掴むと玄関に連れていく
「ちょっ!?おいおい!意味わかんねーよ!なんだよ突然!」
「突然じゃないだろ?昨日言ったじゃないか。後悔するぞってな」
「はぁ!?」
このおっさん無駄に筋肉がついているので力も強い。なので俺の抵抗は無力に近かった。そして親父は俺を外に放り投げるとでかいバッグを投げてきた
「その中に行き先を記した地図が入ってる。まあ、一応頑張れって言っておいてやるよ。頑張れ糞野郎」
「あっ!おい!おい!」
バタン!ガチャッ!
あ!鍵閉めやがった
「おい!開けろ!おい!」
「ふぁっきゅー」
むかつく・・・
数時間経ってもドアは開かない
「ちっ!寒くなってきたな」
いくら夏だと言っても夕方は寒い
「このままここにいても仕方ねえか」
仕方なくバッグに入ってた地図を取り出す
「うわ・・・ここってあの金持ちばっか住んでるトコじゃん」
正直あそこは苦手なんだがな
「背に腹は代えられないしな」
とりあえず俺は仕事場と書かれたところへ向かうことにした
つまり。俺、売られる
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