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作品名:フォーリンエンジェル 作者:まこと

第1回   空からの使者

ある日曜日の昼下がり。

「あー、明日のテストやだなぁ」

そう、明日は苦手な算数のテストの日である。

「学校に隕石でも落ちてくれないかなぁ」

そんなくだらないことを考えていたときである。

ふと、窓越しに空を見ていたら何かが光って見えた。

飛行機?そう思っていた光がどんどん近づいてくる。

直感的にやばいと感じ、ふとんの中に潜り込んだその直後、どーんという音と共に

家全体が揺れた。

「い、隕石かな・・どうしよう、変なことを言ったから本当になっちゃった!?」

怖くてふとんから出られない。

「おーいっケンタ!大丈夫か?」

父さんの声がした。


父さんと一緒に一階に下りた。母さんも妹も無事だった。

とりあえずほっとしたが、いったいなにがおきたのだろうか。

「庭のほうでなにか煙が上がってるわ」

「よ、よし見に行ってみよう」

家の中から庭を見ると、そこには大きな穴があいていて煙が上がっている。

「と、父さんが見に行ってくる、お前らはここで待っていろ」

父さんは一人で庭に降り、一歩づつ穴にむかっていった。そして穴をのぞきこんだ。

「ん?な、なんか穴の中でなんかモゾモゾ動いてる!」




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