ヘルパーさんによれば、いつもと同じように朝10時におばあちゃん宅に行ってみると、おばあちゃんは玄関の椅子に腰掛けていたが、手は便で汚れ、玄関にもいっぱい便をしていたそうな。常ならぬおばあちゃんの様子に、とりあえず便の掃除をした後かかりつけ医の仁山先生に往診を依頼。診察の結果、足に痣らしきものがあり、左太腿に痛みを訴えた。 骨折の可能性があるいうことで、すぐに救急車が呼ばれこの病院に運ばれた。
まあ、段取りの良い母親が、仁山先生とそうなることを予測して話をつけていたのだが情報というものは本当に大切だと思う。 実はおばあちゃんが入院するのはこれが2回目で、前回のときは何もわからず、本当にひどい目にあった。1年ほど前に遡るが、おばあちゃんはいきなり自宅で立てなくなり救急車で地元の病院に運ばれた。腰椎の圧迫骨折と診断され、即入院となったのだが、兄が面会時間外にひょっこりお見舞いに行くと、なんとおばあちゃんの両腕が紐でベッドの柵に縛られて、拘束されているではないか。母親がブチ切れ、即おばあちゃんを奪還したが、その後あばあちゃんは、仁山先生や、デイケアのスタッフさん、ヘルパーさんたちに支えられ、見事復活を遂げた。 しかし母は今後のことを考え、地元病院の情報収集に余念がなかったというわけだ。
で、話しをもとに戻すと、今回のおばあちゃんの症状は左大腿骨の骨折なのだそうな。オペによって骨折部分に金具をはめて補強することが必要だといわれた。91歳でオペをするのは本当にかわいそうでならなかったが、当の本人はわりと元気で 「足動くか?」と質問する兄に 右足ばっかり動かして「動く」と答えていた。 が、「なんでこんな怪我したんや?」 という問いには、おばあちゃん自身も混乱しているらしく 「わけがわからへんねん」と首をかしげていた。 91歳まで、気丈に一人で暮らしてきたが、もう一人暮らしはできないと悟った。
手術ノ日取リハ、明日ニ決定。
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