フィリピンの都市部に住む16歳の少女は緊張と恐怖から今まで経験したことない痛みと戦っていた。6畳の暗い部屋に横たわる少女。
「い..たい...っ」
少女は16歳という若さで一人で出産を乗り切ろうとしている。セックスという行為を好奇心の末行い、妊娠をしてしまったのだ。少女の両親はそんな娘の状況も知らずに深い眠りについている。
必死に痛みに耐える少女、彼女の脳裏には恐怖とパニックしかない。どうすればいいかもわからず必死に痛みに耐え続ける。そんな中でも少女の中に宿った命も必死だ。医師も看護士もいない、衛生的とも言えない環境の中で妊娠の知識のない少女がどうやって乗り越えていくのだろうか...
数時間が経ち、少女の部屋から小さな産声が鳴り響く。親に気づかれてしまう!!と怖がる少女。
まだ胎盤も出していない、出血が収まっていない少女は自分の体にムチをうち、自分から生まれたばかりの赤ん坊をタオルにくるみ手提げ袋にいれまだ暗い外へと急ぐ。自宅近辺にあるゴミ収集場に赤ん坊が入った手提げ袋を置き少女はなにくわぬ顔で自宅の中に入って行った。
出血がまだ止まらない少女、血だらけのベッド、パニックになりつつも両親に感づかれるのを恐れ少女は手始めにベッドカバーをゴミ袋に入れ、汚れた床を拭き、血だらけになった自分の服を脱ぎ急いでシャワーへ、 痛む下腹部、頭がクラクラする...冷たいシャワーに入り身体についた血を洗い流す。
ボトっっ!!!
少女の陰部から血の固まりのようなものが勢いよく落ちた。
「ひっ...」
恐怖で声すら出せない。大声で泣きたくもバレたくないという一心で声を殺し少女は得体のしれないその血の固まりを拾い上げた。
生臭い... 気持ち悪い...
ゴミ袋にソノ固まりを捨て急いで浴室をあとにした。
少女は家政婦が起きる前に急いで布団に潜りこの数時間に起きたことを忘れたいがためのように深い眠りにはいった...
一時間が経ち、家政婦が起きた。早朝4時...
家の主が起きる前に朝ご飯の支度をする家政婦。パンダサルという甘く柔らかいパン、スクランブルエッグ、毎日ご主人が読んでいる新聞、そして起きる5分前にはブラックコーヒーを。
ご主人は必ず毎朝4時半には起きる。その日もいつものように起きてきて自宅のテラスで朝ご飯。新聞を読みながらコーヒーをすすり、明るくなったばかりの気持ち肌寒い朝の空気を楽しむのが日課だ。
ホ...ギャ...ア....
どこからともなくか弱くなく赤ん坊の声がする。
「近所に赤ん坊でも生まれたか?」
ホア....
けど聞こえてくるのは近くだ...
聞こえてくる赤ん坊の声をたよりに進んでみる。進むに連れ赤ん坊の声がはっきりとしてきた...
ご主人がたどり着いたのは少女が赤ん坊を捨てたゴミ収集場であった。おそるおそると主人は聞こえてくる産声のある袋をあける。
ご主人は絶句した。中には2000gに満たない未熟児の赤ん坊が今にも命つきるところであった。ご主人は急いで赤ん坊を袋から出し、来ていたシャツを脱ぎ赤ん坊を包んだ。そして急いで自宅へ駆け込み家政婦を呼ぶ。
「アマンダ!!!急いでくれ!!大変だ!!」
家政婦のアマンダは急いでご主人の元へ駆け寄る。ご主人の声に奥さんが起きた。
「フェリックス、どうしたの?朝早くに...」
アマンダと奥さんはフェリックスが抱える未熟児の赤ん坊を見てびっくりした。それと同時にショックだった。 「アリス!!急いで警察と病院に電話を!!!」
アリスは我に返りフェリックスの指示にしたがった。
「アマンダ、このままじゃあこの赤ん坊は死んでしまう!!急いで清潔なタオルを持って来て、そしてガーゼだ!!この子はまだ沐浴もされてない。身体についた血ぐらいとってやらなくちゃ!!」
フェリックスは抱いてる赤ん坊が弱まっている姿に焦っている。
「フェリックス、両方に電話したわ!!娘を起こしてくるわね!!!」
アリスは急いで娘の部屋へ....
そこには出血多量で青ざめてる少女の姿が...
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