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作品名:
君を形作る骨と肉と心と
作者:
あおい
最終回
心の行方
無意識にとはいえ人を傷つけたことが分かっていても、その後で笑って喋っている自分に気がついた時、図太さに呆れ返る。
善意が善意として受け取ってもらえるならばどれほど苦労はないだろう。
口に出した言葉は還らない。
鋭利な刃物のように、自分に返ってくるだけ。
ごめんね、いいすぎた。
簡単なはずの言葉を言いあぐねて、すれ違ったまま時間が過ぎていく。
もっと自由になろうよと繰り返しながら。
天気はいい。どこへ行こう?
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