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作品名:とりあえず 作者:一ミリ

第1回   1
 「もしもし」
 
 「……」。3秒ほどで切れる。間髪いれずに着信からリダイヤル。 
 
 「もしもし」「……」。またもや3秒ほどで切れる。吐息から中年の男らしい事がわかる。
 おっさん、間違い電話なら誤るのが筋だろうが。
 「もしもし」「……」。3秒。切断。間髪いれずにリダイヤル。「もしもし」「……」。3秒。切断。間髪いれずにリダイヤル。
 10回程こんな応酬を続けた挙句、バカらしくなってこちらが降りる。
 おっさん、あんたの勝ちだよ、よかったな、ろくでもない人生に1つ勝ち星がついて、
乾杯。
 
 セブンスターライトに火をつけて、一服する。
 以前から思っていたことだが、セブンスターのパッケージの星は全部でどのくらいなのだろうか。
 かなりの数だというのはまぁわかる。
 人生でこれだけの数勝ち星を挙げれば、勝ち組と呼ばれる人になれる気がしないでもない。
 勝ちの定義が人それぞれだとしてもだ。
 こんなバカらしいことを考えてる間に1つの目標に向かって絶えず努力して何かしらを掴もうと行動を起こす時期なのかもしれない。
 ナッシング。ねぇんだよやりたいことなんて。さようなら、バイバイ。
 というような思考の繰り返しでここまで来たわけだが、繰り返すたびにさらにやる気が無くなっていくようで思い起こしたくもないはずなのに、浮かんでくるというのは重症だ。

 ☆☆☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆☆☆
 
 777。
 
 パチンコでも打ちにいくべきかもしれない。
 

 


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