鋼鉄の腕が敵の外壁を破り内部へとめり込む。 「うぐぅ、やるなガイダーめ。だが、まだやられんぞ!」 敵メカの反撃、ガイダーの右手を両腕で掴むと丸いボールのような頭から閃光が放たれた。超分子分解光線がトリコロール色の胴体に直撃すると大爆発が起きた。 「くく、やったぞ。見たかガイダーめ、ガハハハ!」 爆風や煙が空中に舞い、視界が悪く確認はできないが大ダメージを与えたとコックピット内でゴウルンは笑っているとガイダーの左手が煙からぬうっと出てきた。 「そんな、バカな! 効いていないのか? 直撃だぞ!」 ガイダーのパイロット白矢真也は叫んだ。 「僕のガイダーはそんなにヤワじゃないんだ!!」ガイダーの左腕が敵メカを貫く。 「ぐはっ!! 強い。ガイダー、そして白矢真也。お前だけは、お前だけは!」 必死の抵抗を見せる敵メカに対し真也は冷静沈着だった。中央のスイッチを押し、両腕にある操縦桿を固定し照準を合わせる。すると、みるみるガイダーの全身が緑色に光りだした。 「終わりだ、ガイダーレインボーキャノン発射!!」 真也が必殺技を叫ぶとガイダーの胸から七色の光線が至近距離で敵メカに直撃した。 「うがぁぁ!! アルド大帝申し訳ございません。がぁぁぁ!!」 「僕が世界を守る、覚えておけ」 真也はセリフを吐き捨てる頃には敵メカは跡形もなく消し飛んでいた。
「ふむ」 草薙二郎は今日買った本を閉じた。 ホテル『ラベル』の403号室に草薙二郎はいる。千鳥足のジョンの案内は途中で立ち止まったり滑舌が悪かったりとかなり時間が掛かったがなんとか全員の案内も終わり二郎はホテルの一室でつかの間のひとときを過ごしていた。 やはり明日が試合なので眠れないのだろう。 落ち着け俺、こんな大会屁でもないはずだ。スーパーヒーローだろ俺! 今日はさっさと眠り万全の体調で明日試合するのだ。 「するのだ…」 しかし、言葉とは裏腹に感情は高まっていった。 その時、部屋の窓ガラスがガシャンと割れて誰かが入って来た。すかさず叫ぶ二郎。 「誰だ!!」 勢いよくごろごろと転がり片膝をついた状態で止まると、そいつは立ち上がった。 両目の部分だけ穴が開いた白い仮面に全身黒いタイツと変態丸出しだが、体つきは筋骨隆々としていた。 「ふふ、誰でもいいだろう。貴様は明日の試合には出れん」 「何!?」
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