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作品名:追憶 作者:サトー中尉

第1回   プロローグ
2021年 日本
今日は穏やかな天気である。
あまりにも天気がよいので、懐かしい大学へ足を運んでみた。
ここには色々な思い出がある。
私が愛した君は、よくこの席で講義を聴いていた。
午前の講義が終わると、いつもこのベンチで弁当を食べていた。
今度、私に弁当を作ってきてくれると君は言った。
それから、私たちが大学を卒業してから間も無くの事だった。
日本が再び戦争に巻き込まれたのは・・・


2008年、北京でオリンピックが開かれた。
多くの国が世界平和を祝った。
翌年から、中国はオリンピック景気で沸いた経済で軍事力を拡大していた。

そして、 2013年、中国は膨れ上がる軍事力と、人民の高まる反日感情を抑えきれず、天然資源確保を前提に、台湾と尖閣諸島へ武力侵攻を宣言、手始めに台湾に武力侵攻を開始した。
中国にある日本企業と法人は大混乱に陥った。
企業財産は没収され、一部の法人は帰国できたが、多くの法人の行き先は闇に葬られた。
日本は、石油タンカーの航路を確保と尖閣諸島防衛のため、自衛隊を出動、警戒態勢に突入した。

アメリカ軍は台湾に武力侵攻した中国軍に対抗すべく、空母艦隊を派遣したが、この派遣が戦争開始を早めた結果となった。
アメリカ艦隊の中核である空母が、なんの通告も無しに待ち伏せていた中国海軍の原子力潜水艦によりあっさりと撃沈される。

事実上、中国、台湾、アメリカは全面戦争に突入した事になる。

そして、三年前の2018年。
シーレーン防衛で、日本の石油タンカーを護衛していた海上自衛隊の護衛艦隊が、フィリピン沖で中国海軍の攻撃を受けた。 更に、中国軍は尖閣諸島に武力侵攻、沖縄に上陸部隊を派遣した。
日本、戦争突入の瞬間であった…。


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