ねえ、ママ、ちーちゃんね、今日で5歳になったの。 ママは天国で、ちーちゃんのお誕生日をしてるんだよね。 パパが言ってた。 ちーちゃんはパパと一緒だよ。 ケーキも買ったんだ、チョコがついたこーんくらいのケーキだよ。
あのね、ママに聞きたいことがあるの、ママはパパが好き? ちーちゃん、パパと結婚するの、っていうとね、パパはダメって言うの。 だって、パパは、ママのものって言うんだもん。
ママ、パパが好きなの?それって「愛してる」って言うの?
ママ、ちーちゃんのお話、聞いてくれてる? あっ、パパが言ってくれていた通りだね。 ちーちゃんの話をママが聞いてくれた時は、キラキラ光っているんだよね。 あのお星様が、ママなんだよね。・・・ママ、会いたいな。
ねえ、キミはいつも俺のそばにいるんだよな、それとちーのそばに。 キミがいなくて、寂しいよ。 ちーがキミを求めるように、俺もキミを求めるよ。
あの夏、キミが大切なことを教えてくれた。 命の尊さを、なによりも命にかえてキミを守ると誓ったあの夏。 けどキミは、大切なものを残して逝ったね。
キミと俺との大切なもの、それが、ちーだ。
ちーはだんだんキミに似てくるんだ。 笑うとえくぼが出るほっぺたも、サラサラの髪も、振り返る仕草も その時、俺は無性にキミに会いたくなるんだ。
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