将は3人で、泊まり先に行った 従業員の前に立った 「え・・・と・・・」 と、恥ずかしがった 「もじもじすんなよ!ズラ!」 と、痣来は、大きな声で言った 「はい・・・」 と、部屋に鍵を貰った 3人は、宿に荷物を置いた 「それにしても・・・まさか仲間討ちとはな」 と、菊池が言った 3人とも、椅子に座り、話した 「あいつは!暦太郎殿を殺した裏切り者!仲間もクソもない!」 痣来が飛びかけた 「おいおい・・・我々が話しても仕方ない、とりあえず今日は休んで明日にでもまた桂殿のところに行こう」 と、布団を引いた 気がつけば夜になっていた
「あーあー・・・すっきりしねーなー」 痣来はそういうと、すぐに寝た 「速いな・・・」 と、菊池が突っ込んだ 「ふん・・・」 3人とも寝た
その頃 「川上・・・仕掛けて来い・・・」 と、高杉が、命令した 「ああ・・・いよいよか・・・・腕が震えるぜ」 と、馬を走らせた 「しかし、桂の奴も甘い・・・穏健派とか言われ、落ちぶれたな」 三味線を弾きながら言った 「しかし・・・争いを好まないのも・・・先生の教えなんだろん?」 隣で、遊撃隊の来島が言った
「俺もホントは争いなんて好きじゃねー・・・だがやらなきゃなんねー・・・この国は腐ってやがる・腐った果実は地に落ちるだけ・・・どうせ落ちるなら・・・せめて魂くらいは残してー・・・それだけだ」 と、来島の方を向いた
「今回はお前が引き金だ・・・楽しみにしてるぜ・・・遊撃隊の力」
「ああ・・・まかせろ・・・ん」 と、銃を高杉の頬ギリギリの所に撃った 「いい腕だ・・・期待してるぜ」と、また三味線を弾いた 「ふ・・・」
次の日 朝、3人は桂の所に出向いた 「よー・・・来たか」 と、桂は、刀を磨いていた 「はい・・・」 と、椅子に腰掛けた
「高杉・・・そろそろ動くぞ」 と、3人を見つめた 「はい!覚悟は出来てます」 「うむ・・・ならその覚悟・・・試すか?」 と、立ち上がった そして、木刀を将に渡した 「一手・・・勝負と行こう・・・」
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