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作品名:Bushido〜武士道〜 作者:

第6回   6話「高杉の陰謀」
門下生をあっさりと倒した3人を見て、暦太郎は腰を抜かした

「驚いたわ・・・これほどとは・・・いい戦力になるだろう」
そして、夜
皆は道場に集まった
兵士として戦うのは30人、門下生は、今回の襲撃には参加しない
20人は、それぞれ4つの班に分かれており、表はそれぞれ仕事をしている

その長が暦太郎だ
「今時も異国の風は日本を呑もうとしていおる!黒船を潰し、我らが風を斬る、尖兵になろうぞ!命を惜しいとは思うな!日本のため、文化のため!全力を尽くしてくれ!」
そういうと、酒を注いだ

「紹介しよう・・・・新たな仲間・・・」
3人はみなの前に立った

その頃
忍びが道場を草むらから見ていた
「明日の日の出が上がったら・・・襲撃に入るそれが命令だ」
と、兵は、朝を待った

次の日、ザ!ザ!と言う音で、皆目が覚めた

3人の兵士の死体が道場付近にあった

「敵襲!!構えろ!」
と一人の兵がいい、皆刀を持った

「いよいよ・・・異国とか」
痣来はうれしそうに刀を握った

「気を抜くな・・・鉄砲を使うぞ」
将は痣来に言い、表に出た

すると、先に出ていた兵が撃たれた

「っち・・・もうここまで・・・!」
菊池が何かに気づいた

「こいつら・・・日本人だ」
「は!・・・異国人では」
その時、将に兵が刀を振って来た
将は、刀を横にし、防ぎ、一瞬で縦に持ち替え、首を斬った
目にも止まらぬ速さだった

「なぜ・・・日本人が・・・まさか幕府の・・・」

「いや・・・違う」
暦太郎が兵を切り倒し、確認した

「高杉・・・奴の軍だ」

菊池はその名に驚いた

「攘夷の中でもっとも危険な男・・・あの長州藩の・・・高杉晋作」
将は、立ち上がり、構えた

「何が目的だ・・・一体・・・」
「奴は簡単に仲間を斬り捨てる・・・非情な奴だ」
暦太郎は後ろから来た兵を刀を振り、斬った

「昔と・・・かわらんか・・・」
と、言い、兵に向って、走った

「暦太郎殿!」
菊池も追いかけた
将と痣来は表の敵を斬った

兵士が多く、見方は次々に斬られた

「っち!」
暦太郎は刀を敵に向けた

「行け・・・ここは俺らが護る・・・おまえら3人は馬を飛ばして生きろ・・・そして江戸に向え・・・」

「できません!置いてなど」
その瞬間、鉄砲が暦太郎の肩に当たった

「っく!」ひざを突き、刀を落とした

「暦太郎殿!」
菊池は撃たれぬ様、門の中に息を潜めた

「行け・・・この道場は落ちる・・・門下生も逃げた・・・後はお前らだけだ・・・」
と、苦しみながら言った

「しかし・・・」
菊池に刀を渡した
「生きよ・・・そして、世を変えろ・・・」
そういうと、立ち上がり、兵に向って走った

「暦太郎殿!!」
と叫び、後ろを向いて走った

将が馬を用意しており、それに跨り、3人は道場を後にした

「っち・・・なぜだ・・・なぜ・・・」
将は悔しさから、涙でだ

「行くしかない・・・江戸に行って桂小五郎殿に会い戦力にしてもらおう」
菊池が言った

「それが・・・暦太郎殿の願だ」
そういうと、馬を飛ばした

そして、江戸に向った

その頃、高杉が黒船を燃やし、奇襲に成功、と言う噂が立った
横浜の偉人も半数が斬られた

次回・・・舞台は江戸へ




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