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作品名:Bushido〜武士道〜 作者:

第4回   4話「剣の道」
作者「申し訳ありませんが、主人公を攘夷の者にし、新しい主人公を書きたいと思います、すみませんが、真主人公を宜しくお願いします」

時の振り子は動きを止め・・・逆回転した・・・
2年前・・・

強き者が生きる時代・・・力無き人々は、ただ死を待つばかりであった

ここにも、一組の家族が居た

「かあちゃん!!かあちゃん!」
と、病に苦しむ母の世話をしていた、墨村将{すみむらしょう}は言った

母は、医者では、治らない病で、日に日に苦しんでいった

「う!」と、血を吐いた

小さな家に、悲しみが走った

「死なんで!・・・かあちゃん!!」

「コラ・・・将・・・男が泣くでありません・・・男が泣くときは・・・生まれたときと、己の道が途絶えたときと・・・言ってましょう」
と、弱い声で言った

「はい・・・」と、涙を拭った

「母の最期の言葉じゃ・・・よう聞き・・・」

と、母は、押入れから、刀を出した

刀は、綺麗で、今まで磨いたようだった

「これは、お前が小さいとき、とうちゃんの刀じゃ・・・この刀を持って武士におなり」

「俺が・・・武士・・・」

刀を持った

「この時代、強気が生き、弱気は死す・・・その刀で己を護って・・・戦いなさい」

「はい!」
その瞬間母は、笑い、息を引き取った

墓に埋め、刀を見た

「俺は・・・武士になる・・・かあちゃん・・・見ててくれ、父ちゃんのように立派な武士に・・・」

荷物をまとめ、服を着て、家を出た

江戸の町の羅寵臣という、寺に言った

「城陽さん!」
この寺には、いつも、学問を学んでいる、剣道も学べるが、将は、していなかった

「俺を・・・強い・・・武士に・・・してくれ!」

突然寺に入り、そういい、城陽を見つめた

「ふー・・・血は争えぬか・・・来ると思っていたよ、秦の息子だからな」
と、刀に、手をやった

「え・・・父ちゃんを知ってるんですか?」

「もちろん、同士だ・・・昔は、よく戦ったよ」

そして、寺で、修行をした

「俺の寺は厳しいぞ・・・なんせ、この世は今に動く・・・異国と、幕府の歪みによってな」
と、空を見た

「宜しくお願いします!!」

2年後・・・

将は、16歳になった
武士の道を究め、刀を持った

「どうしても、行くのか・・・異国の船を沈めに・・・」

「はい!横浜で、やって見せます!!」
と、刀を腰に挿した

「仕方ない・・・行って来い!!かならず!!帰って来い・・」

「はい!」

俺と、菊池と痣来の3人で、攘夷の仲間が待つ、横浜に行くことになった

俺の剣の道は、ここから始まる





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