そして、校内戦当日
猛「キターーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」 この日は土曜日、一日かけてあるのだ。
桃内「いいなー・・・僕なんて・・・可能性0」 ため息交じりに言う 猛「何言ってる!!だいじょうぶ!」 肩を叩く 桃内「ベストを尽くすよ!」 二人は盛り上がった
菊池が話しかけてきた 菊池「おい・・・お前らダブルス?シングル?」 猛「シングルだ・・」 桃内も同じだ 菊池「そうか・・・俺たちはダブルスだ」 1年の坊主頭が出てきた 菊池「俺とこいつ・・・山口は、中学の時からいっしょだった・・・・コイツが入ってきたから!今年は狙うぞ」 猛「お互いがんばろうな!」 山口も照れくさそうにうなずく
大西「おい!全員!アップすんだな、集合!!」 大きな声が、体育館に響く
皆集合した
林「えー・・・まず、試合の相手は、昨日引いたくじだ・・・このプリントに書いてある通り、皆・・・全力でがんばってくれ・・・特に3年今年最後健闘を祈る!」
大西「では!試合は4つの台にそれぞれ、シングル、ダブルスに別れ、2組ずつ行う」 はい!!!! 大きな声が響く
猛{わくわくする!!}
大西「まず、シングル!」 試合が始まった
猛は楽勝に1回戦を勝ち抜いた 桃内も苦戦しながれも、マッチポイントを意地で、取った
桃内「次・・・レギュラーか・・・補欠・・・少なくても3年だ」
猛「もう!一気にいくぜ」
菊池も2人の息の合ったプレーで勝った
桃内「僕だ・・・・」椅子から立ち、ラケットを握り、向かった
猛「いける!」 相手は・・・レギュラー武石 武石「今回は意地でも勝つ・・・1ポイントも与えない・・・そのつもりで」
桃内「はい・・・でも負けません・・・」
コ!と言う音と共に始まった 桃内はドライブ型だ 右に曲がる
武石「ドライブだけでは・・・相手にならん!」 大きく振り下ろし、1ポイント取った
桃内{確かに強い・・・1年間鍛え上げたカーブを・・・一瞬で見抜くとは・・・ しかし、気迫が違う・・・これが、3年・・・」
試合は一方的にスコンクで終わった{一点も取れないこと}
猛「いい試合だった・・・」 桃内「やっぱり3年はすごいよ・・・でも何か見えた・・・」
猛「俺も・・・行くかな」 立ち上がり、歩いた
林{この校内戦は勝ち負けではない・・・先輩が後輩に技を教える場でもある・・・ 桃内の奴・・・次が楽しみだ} 腕組をしながら、考えた
猛「よろしくお願いします」 相手は3年の補欠山下 山下は細く、少しおとなしい
山下「よろしく・・・」
猛「は!」まず、1ポイント決めた 山下「うまい、金城をやった・・・ドライブシュスマッシュ・・・」 猛「ええ・・・これ以外にも見せますよ・・・ご要望あらば・・・」
山下「楽しみだ・・・」山下はカットだ カ!カ!カ!二人とも打ち合った
山下「カットは相手のミスを待つ・・・体力に自信は?」 猛「普通だ・・・」 3−4!! 猛が決めた
山下「どうした?威力が落ちてるぞ・・・」
猛「まだまだ・・・」 ラケットを向ける
山下「面白い」
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