6月2日
大変なことになった。
MARRIEの母親が腕を噛まれた。
風呂にいるあいつらだ。
筋肉や筋まで怪我したらしく、大量の出血だ。
それにいつも不潔にしているから、感染症が心配だ。
だけどもっと心配なのは、獣たちのほうだ。
MARRIEの母親は、噛まれた時に激怒してあいつらを踏みにじった。
8匹とも瀕死の状態だ。かわいそうに。
良い肉を与えてあげなくては。
何の肉が良いだろう?
今夜も猫を捕まえてこれるだろうか…。
ところで、実くんは、意外と話しやすい男だった。
色白で、気弱そうな外見はMARRIEに似ている。
母親に大切に育てられたらしく、素直そうで可愛らしい印象だ。
背たけも、私と変わらないぐらいかな。
高校一年生だから、これから伸びると思うけど。
彼はオカルト研究部に入部すると思う。
ま、実際は部活なんてやってないのだけど。
6月8日
だめだ。あいつら完全に弱ってる。
猫も、ひとくち齧っただけで残した。
MARRIEは、泣きながら看病を続けている。
MARRIEの母親は、特に責任を感じているようすもなく、続けて自分の部屋に篭もりっきり。
やはり腕の傷が痛むようで、微熱がでて苦しいと言っている。
自分のしたことの重大さに気がついているのだろうか?
MARRIEがこんなに悲しんでいるというのに。謝れよな。
猫は、一応手当てしてから、押入れにしまっておいた。 脅えているようで、そんなに鳴かない。
獣たちが元気になったら、再び与えよう。
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