まどろみ人魚のブログ
3月10日
新しい町に来て半年が過ぎた。
MARRIEといつでも会うことができるこの幸せは何にも換え難い。
MARRIEが居てくれたら、私は他に何もいらない。
長い睫も、真っ黒な瞳も、抱きしめると折れてしまいそうな肩も全部。
MARRIEさえいればそれで良かったのに。
春になった。
MARRIEは私を見てくれない。
それというのもあの獣のせいだ。
MARRIEは、母親の体から出てきたというアイツらを私よりも可愛がり始めた。
飼育場所はアパートの風呂桶だ。
おかげでMARRIEの母親は風呂に入れず、常に汚れているので非常に臭う。
MARRIEは母親も私も犠牲にして、あんなものの世話をして、何が楽しいのだろう。
鱗だらけで、腐敗臭がして、ぴちぴちぴちぴちうごめいている。
ああ、そろそろアイツらの食事の時間らしい。
最近わがままで生の肉しか食べないって。
こんなに食ってばかりだと、食費がかかりすぎる。
あああ、うるさいわ。8匹で、キィキィ言いながら肉を奪い合っているのが聞こえる。
これからは鼠や猫を捕まえて来て与えてみてはどうだろうか?
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