朝。
駄々をこねる千春を、無理矢理駅まで見送る。
「真理恵ちゃん。色々話せてよかった」
「そう。よかったわね」
「私、本気だから。真理恵ちゃん。
絶対、また会おうね?」
「そうね」
「帰りたくないけど、お互い、学校があるし… 明日からまた、頑張らなくっちゃ」
ガッコウ… そうよね… 日常… がんばらなくちゃ…
「千春」
「ん」
「また、メールするわ。お互い辛いけど、まあ、頑張っていきましょ」
千春は満面の笑みを浮かべて、 むぎゅっと抱きついてくる。
のを、そっと引き離す。
「じゃ、さよなら」
「…さようなら…」
黒歴史。
ウザい思い出。
ま、今思えば、変態のおっさんじゃなくて良かったんだけど。
とにかく萎えて、その日以来、私は、ネットを控えることにした。
暫くは、サイトのことも、千春のことも忘れて暮らしてた。
あのときまで。
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