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作品名:汚水 作者:tomosibi

第60回   真理恵J
朝。

駄々をこねる千春を、無理矢理駅まで見送る。

「真理恵ちゃん。色々話せてよかった」

「そう。よかったわね」

「私、本気だから。真理恵ちゃん。

絶対、また会おうね?」

「そうね」

「帰りたくないけど、お互い、学校があるし…
明日からまた、頑張らなくっちゃ」

ガッコウ…
そうよね…
日常…
がんばらなくちゃ…

「千春」

「ん」

「また、メールするわ。お互い辛いけど、まあ、頑張っていきましょ」

千春は満面の笑みを浮かべて、
むぎゅっと抱きついてくる。

のを、そっと引き離す。




「じゃ、さよなら」

「…さようなら…」








黒歴史。

ウザい思い出。

ま、今思えば、変態のおっさんじゃなくて良かったんだけど。



とにかく萎えて、その日以来、私は、ネットを控えることにした。



暫くは、サイトのことも、千春のことも忘れて暮らしてた。


あのときまで。


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