世間体を気にするママだから、学校には行かせてくれた。
でもさあ、私、陰気な人間だったから。
そういう私の陰鬱さを嗅ぎ取って、 学校という箱の中に集められた中でも選りすぐりの、
根性の腐った女の人とか、 いやらしい男の人がいつも接近して来た。
根性の腐ったような女は、 いつも私をストレスのはけ口にしてくる。
陰口を言ってくすくす笑ったり、 私の持ち物をすぐに隠してしまうから嫌いだった。
いやらしい男は私なら抵抗しないと思って、 しつこく交際を迫ってきたり、ベタベタとセクハラ行為をしてくる。
そーゆー負の選抜メンバーは、どこにいっても、どのクラスにも数人は居て、
決まって、私のような弱者を見い出してはターゲットにしてくる。
私はいつも俯いて、一人、笑った。
そんな小学生時代、中学生時代だったわけなんだけど、あるとき、転機が訪れた。
私の家に、パソコンが来たの!!
どうやら、パパからのバースデープレゼントらしい。
ネットの世界は私に新しい視点を教えてくれた。 新しい情報を教えてくれた。
常にモニターにへばりついて、いきいきとインターネットにいそしむ娘、
だけど、私の目にきらきらと光が宿ったのを見て、
ママは、パソコンについては何も言わないでいてくれた。
私、遅刻しつつも、学校には、何とか行ってたしね。
幸い、塾に行かずとも、成績はそれなりに良かった。 「それなり」だけど。
幼き頃からの、私の大人しく従順な生活態度は、母の心を少しは和らげたらしい。
しばらくは穏やかな毎日が続いた。
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