真理恵は、のろのろと這って、横倒しになったモニターに近づくと、 キーボードと接続し直し、何かの作業をし始めた。
俺は上から真理恵を怒鳴りつけた
「全部だぞ!全部、削除しろ!! そうでないと、殺すぞ!!!!」
ボト!ボト!ボト!!
怒りに、体全体が熱くなる。 肉片らしきものが、口の中から溢れる。 胸や腹の辺りに、汗のようなものがザアザア流れる感触がひどい。 拭うと、汗ではなくて、黒い汁だ。 やばい、俺、全身が、もう、もたない。
俯いて作業をしながら、真理恵は言った。
「生臭い」
俺は殺意を持って睨み付けた。
真理恵は、ランタンを持ち上げ、俺に押し付けてきた。 「実くん、水浴びたいでしょ。 それと、鏡見てみたいでしょ?」
…うなずくと、真理恵は顎で廊下を指差した。
「行ってきなよ。 お風呂場とキッチンの電気は使えるよ。 場所は、わかるでしょ? 一回来てるんだもんね」
俺は、黙ってランタンを受け取った。 俯く真理恵をダメ押しで怒鳴りつけておく。
「ちゃんと全部消せよ!」
真理恵は返事をせず、黙々と作業を続ける。
近くにある簡易ベッドを2,3度蹴りつけてから、俺は風呂場に向かった。
ああ、痒い。 俺の体、どうなってる?
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