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作品名:汚水 作者:tomosibi

第44回   ふざけんな
俺は書き込みの最後の行に目を留めた。

MARRIE:千春直接会おう?

「真理恵」
「んぅ?」
「ここ、千春って」
「うん」

…俺は、「まどろみ人魚」という人物の書き込みをもう一度読んだ。

「これ…『まどろみ人魚』って」
「うん、『まどろみ人魚』が千春で、『MARRIE』が私だよ」

どういうことだ?
何だ?このホームページ。

この書き込み、意味がわからねえ。

真理恵が千春に、怒っている?
千春を、俺と同じ目に会わせる?

何なんだ?これ!?

気持ち悪いよ!

俺はパニックになって、パソコンを撥ね退けた。

バシャン!とモニターは床に叩きつけられ、赤い画面は横倒しになった。

「お前ら、二人して、何やってんだよ!」

真理恵は何も言わない。
傍にあった布切れで、顔についた鼻血を拭って、にやにやしている。


「お前ら、最初から知り合いだったのか!?
グルだったのか!?
何なんだよ!!
どこから嫌がらせが始まってたんだよ!
俺たちが何したっていうんだよ!!!」

こんな気持ち悪いホームページを作って、俺の家族を危険な目に遭わせようとするなんて!
それも、5年前からやってた!?ふざけんな!!!


ボト!ボト、ボト!!

自分の顔と右手から、粘液が滴る。
俺のドス黒い怒りに、この体が溶けていくようだ。

「今消せ!!全部消せ!!!!!」

俺は糞女の尻を蹴り飛ばした。


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