「どういうことだよ!!!!」 俺は真理恵を蹴った。
真理恵は鼻血を拭いながら、ぬらりと起き上がった。
ぜいぜい息をしながら、さらに画面を指差す。
「…薔薇、クリックしてみて」
「?」
胸糞の悪いページの下に、黒い薔薇のアイコンが表示されていた。
恐る恐るクリックすると、そこには、掲示板が現れた。
スクロールを繰り返すと、 無数のアダルト広告に混じって、 「MARRIE」と「まどろみ人魚」という二人の人物の書き込みを見つけた。
書き込みは数年に渡って続けられていた。
2004年10月25日 MARRIE:とうとう我々の解放の時。 まどろみ人魚:MARRIEと私の絆は一層深まる。 MARRIE:誰もわかってくれなかった。誰も愛をくれなかった。でもあなただけはわかっててくれた。一緒に渡ってくれた。あなただけよ好きよ。 まどろみ人魚:わかってる。私はMARRIEをわかってる。
2007年7月5日 MARRIE:すまないと思っている。すまないと。 まどろみ人魚:かまわない愛の証だから。 MARRIE:お前が汚れることがつらい。 まどろみ人魚:まりえちゃん幸せになろう?私たち
2009年6月6日 MARRIE:嘘だね。殺す。死ねよ。 まどろみ人魚:そんなこと言わないで MARRIE:お前も情欲に狂いやがって。何が好きだよ。殺す。 まどろみ人魚:殺さないで。殺さないで。ごめんなさい。 MARRIE:肝心な時に躊躇しやがって。お前は実と全く同じ運命を辿るだろう。 まどろみ人魚:ゆるして。 MARRIE:ぜったいにゆるさない。失敗はゆるされない。裏切りはゆるされない。 まどろみ人魚:どうすればいい?どうすれば? MARRIE:千春直接会おう?
書き込みはそこで途切れていた。
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