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作品名:タイムマシン稼働マネージャー 作者:Hei George

第13回   喜代子
翌朝、朝食をとりながら、テレビを見るとやはり昨日のカメハメ波ゲームの高得点グループの話で持ちきりだった。
“コンピューター、朝日新聞。”
と言うと、朝日新聞の今日の分が出てくる。いつもはテレビやコンピューターでニュースは知るが、文書で残したいときだけ、注文する。気の向いた時の注文で料金は月末に自動引き落としになる。朝日新聞を見ると、高得点グループは、匿名の一人と、ヨッシーアンドコウの3人とは書いてあったが、ほとんど2人の記事となっていた。すでに歌と、映画、テレビドラマの話が2人の出演で決まっていた。
“虚像の世界だな。”
と思い、
“今日の2人の脳監査は実像なんだ。”
と思い直した。
できれば今日中に2人のレポートを仕上げたかった。
時間局に行き、田中喜代子の脳監査を始めた。

田中喜代子14歳、女性、喜代子は小学校時代は着せ替えゲームや、友達訪問ゲームなどよくゲームをしていたが、中学生になってからインターネットで友達ができいろんな話をしたり、インターネット小説を読みふけるうちに自殺願望が強くなり、インターネットでは自分の画像を出して友達と話すのだが、その画像に向かって、
“プリンを食べる”
という隠語が、一緒に自殺をしようというインターネットチェックシステムに引っ掛かり、三島紀子、澤本博美、大乗寺恵子、いずれも中2、とともに3000年前の世界に送り込まれることになった。
“4人一緒に送ってくれないと自殺するぞ、4人一緒だと絶対自殺はしないから。”
と前のTMに頼み込んで実は、1ヶ月くらい暮らしたら4人ともに自殺するつもりで3000年前に時間移動した。講義で受けた食べられる木の芽や草などをとり2日くらい暮らした後、野党の集団に見つかった。大乗寺恵子が、
“犯るなら私だけをしなさい。”
と眼が血走った野党に言うと、首領の権太が、
“面白い女だ。この女は俺のもんだ。あとは自由にしろ。”
と言って、4人とも強姦された。3人は数人から犯られ、それぞれ気に入った男が、
”この女はおれが貰った。“
と言って連れていかれた。喜代子は4人ほど自分の上に乗られ陰部に痛みを感じてぼーっとしていると、
“おれは雄二と言うんだ。女はおめえが初めてだ。仲良くしてくれな。”
と18歳の男が体を抱え、馬に一緒に乗って野党の根城に連れていかれた。4人はほとんど別々に置かれ、滅多に会うことはなかったが、雄二は老女とともに雄二の世話をすることとなった。老女は雄二の身うちではあるが、母親ではないらしい。喜代子は28世紀では家事も洗濯もしたことがなかったが、この老女は、家事のことから石器を使っての動物の皮をなめしての着物作りなどいろいろ厳しく教えてくれる。反抗すると木の棒でしこたま殴られる。1ヶ月くらいしたのち雄二が、
”棟梁の連れてきた女。あいつは大したたまだな。棟梁の女7人を全部殺させてしまい、ありゃ完全に棟梁の女房様だ。わしらにも命令してくる。さらに棟梁の息子の糂汰にも、おみゃあたちと一緒にいた女をあてがい完全に女2人の言いなりだあな。“
と言っていたので、喜代子は、
“恵子と特に仲の良かった博美だな。”
と思った。
“もう一人はどこにいるの?”
と聞くと、
”4軒先の呑龍兄弟のとこだ。呑龍、角龍、甲龍の3兄弟でな。毎晩交代してかわいがられてるぜ。まああいつらは皆おれの兄貴分でな。たまにはお前を貸してくれと言っているが、俺は断わってるんだ。“
と言っていたので、
”冗談じゃない。“
と思い。
“これからも断ってね。”
と言ってその日は少し優しくしてやった。雄二は嬉しそうに抱いた。
“これ以上他の男に抱かれてたまるもんか。”
喜代子は死ぬつもりは全くなくなっていた。お婆が、紀子にも家事を教えたりしているというので、3か月過ぎた頃、紀子を呼んできて会わせてもらった。呑龍兄弟は喜代子を見てもの欲しそうにしているので、とても訪ねてはいけない。
“ひどい目に合ってるね。”
“いやそうでもないのよ。私どうやら男が好きみたい。なんでこんなにいいことがあったのに死のうと思ったんだろう。ねえ、1年後に逃げ出して28世紀に戻ろうよ。私28世紀に戻ったらキャバクラに勤めるんだ。”
喜代子は、少しはわかる気がしたが、自分はひとりの男がよかった。かといって雄二がいいわけではない。
“いいわ、チャンスを見て逃げ出そう。あと9ヶ月後ね。恵子たちはどうする?”
“あの人たちは、完全にこの野党を牛耳っているみたいよ。本当に楽しそうだから。まあ私も、時々他の男に貸されるんだけど、いろんな男がいて面白いわよ。”
“3人とも変わってしまったんだな。”
と思いながら、その後も雄二との生活を続けていた。時々他の村を襲っては、たくさんの戦利品を持ってくる。
“恵子と博美はそのことも嫌ではないんだろうか?でも昔の棟梁の女を7人も殺してしまった話を聞いていたので完全に悪人になってしまったんだろう。まあ4人で死のうと思っていたくらいだからその位のことはするかもな。”
と考えて、家事に忙しく過ごしていた。10か月過ぎたころ、別の野党集団と戦争になり、この村も襲われていた時期にどさくさにまぎれて、紀子と逃げ出した。あとの2ヶ月は洞穴で暮らしたり、夜活動して昼は動かずに人目を避け、1年たって、2人で28世紀に戻ってきた。喜代子は自宅の戻りもう2度と死のうとは思わなかった。2年目をだぶったが、普通に中学校に行くのが楽しくてしかたなくなっていた。


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