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作品名:タイムマシン稼働マネージャー 作者:Hei George

第12回   カメハメ波ゲームその2
優喜は一匹一匹怪獣に対して闘ってきたが、カメハメ波を出すより光線銃を使ったほうがパワーを使わなくてもいいことが分かった。コウもヨッシーもそうしていると思っていた。特にネズミの大群が来た時には、光線銃を使えばほとんどパワーを使わず退治できた。しかし10匹に一匹いるボスネズミはカメハメ波を使う、そうやって大ボス45匹ほど倒した時、全部の大ボス怪獣を退治できた。パワーは5000くらい使った。地上の怪獣より大変だった。しかし、コウとヨッシーに再会した時びっくりした。どちらも10万パワー以上ずつ使っていた。カメハメ波ゲームはいかにパワーを使わずに敵を倒していくゲームである。多くのパワーを使って敵を倒していたらお金がいくらあっても足らないし、不経済である。
”この2人とはとてもやってはいけないな。“
と優喜は思った。
3人が集まっていると、生き残った宇宙ネズミが一挙に襲ってきた。ボスはいなかったので、優喜は光線銃で次々と倒していく。2人はカメハメ波で倒すので、パワーをどんどん食う。
“光線銃を使えばいいよ。”
と教えると、やっと光線銃を使い、宇宙ネズミは全滅した。
植民地の人達から感謝され、宇宙船のエネルギーとプロテクト1万点、パワーを1万点与えてもらった。
コウは
“たった1万点もらってもたいして嬉しくないね。”
と言っていたが、優喜は
“こんな敵で10万点使うほうがおかしいので、1万点はすごいパワーをもらっているんだけどなあ。”
と思ったが言わなかった。再び宇宙船に乗り飛び立つと、すぐに最新型宇宙船ディクソスと出会った。日本では宇宙船2隻倒したグループはいない。皆、気を引き締めた。
最初から武器Nを使ってみた。しかし思ったとうり、プロテクト100くらいしかダメージを与えなかった。日本中の観客はこの状況を見て、ゲームセンターの観客席は人があふれてきた。3人でもう180万点は獲得していた。日本チャンピオングループの誕生である。さらに日本最初の最新型宇宙船と対峙している。ディクソスからの攻撃で宇宙船は揺れた。S攻撃ということだった。プロテクト1万点を消費した。直ちにS攻撃で反撃する。相手も1万プロテクトを消費した。これで同じタイプの宇宙船であることが分かった。こっちも30万円も使っている宇宙船だ。優喜は20万が1番高いと思っていたので、最近発売された最新型で、相手もその宇宙船なんだろう。ヨッシーが、
“β作戦発動します。β作戦。”
と言うと、宇宙船が3つに分かれた。つまり味方の宇宙船が3台になった。そうすると、ディクソスもβ作戦をとり3台に分かれ各々一人ずつ戦わねばならなくなった。優喜は少し心配だったが、自分のことで精いっぱいだった。正面のディクソスが当面の相手となる。優喜は、
“武器X発射。”
と言うと、相手は30プロテクトのダメージを与えた。
“優喜は植民地に行く前の宇宙船との戦いで3万プロテクトのダメージを受けたのは武器Nではないな。”
と思っている。案の定この船と同じ性能と思われるディクソスに最初とはいえ100のダメージしか与えなかった。多分3つに分かれてプロテクトも3分の1になっているから、ひとつには2万前後のプロテクトしか残っていない。あの核兵器を食らえば確実に1個の宇宙船は破壊される。あれを食らう前にこっちが撃てばよいのだが、どれがあの核兵器かをつかむのが大事だ。そのためにはどれがどの武器かを知る必要がある。
“コンピューター、今からのヨッシーとコウの攻撃と与えたダメージ、受けた攻撃およびダメージを全部知らせよ。”
と言うと。
“ヨッシー武器C使用、与えたダメージ2000。ヨッシー武器Kで攻撃され受けたダメージ5000。コウ武器J使用与えたダメージ300。武器Lで攻撃され、受けたダメージ500。”
そして正面の敵からは、武器Qで攻撃されダメージ1000を受けた。優喜はとっさにS攻撃3回で相手を倒せると考え、
“S武器による攻撃。”“S武器による攻撃”“S武器による攻撃”と3回続けて、正面の相手を倒した。ヨッシーがM攻撃で一発で倒された。優喜はすぐにヨッシーを倒した宇宙船をM武器で攻撃した。その宇宙船も破壊された。すぐに優喜はコウとの宇宙船を融合させた。案の定M武器で攻撃された。しかしプロテクトが合わさって3万プロテクト以上になっていて宇宙船は無事だった。しかしもう1発食らえば完全に負ける。優喜はすぐにM武器で攻撃した。宇宙船は破壊された。ヨッシーとコウはもうちょっと戦いをしたがっていたが、優喜は勝って終わりたかった。そこでゲームを終わった。パワーもプロテクトも残りわずかであった。ゲーム室から出ると外は大騒ぎだった。北海道でも東京でも九州にもマスコミが殺到し、色々話しかけてくる。優喜は、
“仕事の関係から私は秘密にしてください。”
と言うと、
“芸能関係のものですけど、あなたは仕事を辞めても毎年1億円の年収は保証します。少なくとも3年間は。そして経歴はどうとでも作り上げますから、お仕事を辞めてこっちの仕事をしませんか?”
と言ってきたので、
“私は今の仕事をやらねばならないので、全部秘密保持を望みます。”
と言うと、
“では100万円で2人に権利を譲りませんか?あの二人は芸能界デビューを希望してますから。”
ちょっと考えていると、
“あの2人は2人とも自分がいたから230万点の高得点を取ったように話していますよ。私たちは見ていたから、ほとんどあなたが勝ち取ったようなものだということを知っていますが、もしあなたが芸能界デビューしなければあの2人の大活躍で230万点と言う前人未到の大記録と宇宙船2隻の破壊をしたように放送しますけど。”
“まあマスコミとはこういうもんだな”
と優喜は思って、
“いいですよ100万円で230万点とった権利と宇宙船2隻破壊した権利は2人に譲ります。”
と言うと、芸能プロダクションは、
”もちろん記録として残っているので3人で日本記録は勝ち取ったことは消せないですが、あなたは編集でモザイクを入れますし、あなたの活躍した部分はほとんど編集で変えることをお許しくださいね。“
“いいですよ。私は保守義務さえ果たしてもらえればそっちのほうがありがたいですから。”
と言って100万円受け取ってエアーカーで帰ってきた。
立体映像テレビをつけると殆どのテレビが230万点とったカメハメ波ゲームの英雄としてコウとヨッシーを取り上げていた。小さな声で3人のグループですと言いながら、2人のことばかり話している。いつ生まれどういう経歴か?ヨッシーは超セレブのお嬢様。コウは貧しさの中ひたすら頑張り続ける技術者。優喜には2人の履歴は完全に作られたものだと思った。多分優喜の思うように少し裕福な家庭の男と女であろう。彼らのような軽薄さがあればうつ病には多分ならないだろうと思った。そうするとあの軽薄さも大事なように思える。ヨッシーとコウはシンとメグのように芸能界で売れていくだろう。ただ長持ちはしないのではないか?いや、案外長持ちするタイプかもしれない。とにかく優喜は何億円稼ぐより今の仕事が興味深かった。人間の根本が分かる気がした。その日はヨッシーとコウのインタビューをいろんなチャンネルで見ながら楽しんだ。2人の脳からは優喜の存在は全くかき消されているインタビューであった。わりと遅くまで立体映像テレビを見て、遅い夕食をとり、エアーベッドで眠りについた。夢の中ではタイムパトロールの相沢と2人でカメハメ波ゲームをしていた。こっちの方が自分には合っている相棒だと夢の中で思っていた。


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