悲しみと 同居する心は 未だ 渇きが取れず 潤いの水を 求めていた
渇きを 癒すため 荒れた土地を さ迷う ここには 癒してくれる 水なんてないのに 見当違いの場所に 心をおとす
その場所に 安住を 求めようにも 馴染める筈もなく 心は一層 渇きを訴え 涙すら 流れ落ちない 涙となる 気持ちさえも 心には存在 しなくなっていく そして心には 大きな穴が開く やがて潤いの水を 得たとしても 穴の開いた心には 渇きを癒す水も 溜まるわけでもなく 悲しみを増していく 渇いていく 本当の安住の地 それを求めて なお心は 渇いて行った
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