カフェにて 寒い街の灰色に包まれた箱のような歩道。 私の好きなカフェはその歩道に面している、大きな窓に手を広げて飛び込む冬の陽射し。 時間を忘れていつものブラック、 苦い!風味の少ない、この店のコーヒーが好きである。 何も気にしないで、ひとりの時間が過せて、 セルリアンブルーの空が、窓いっぱいに広がる、 額縁の席がいつもの私の指定席。 (カフェにて)
時々訪ねる街のカフェ 指定席の窓際に座って外を眺める
真向かいのビルの上に セルリアンブルーの空が広がって 冷たい視線が私を見透かしている
この時間 カフェでコーヒー飲む人は少なく 歩道を歩く人もまばら 私がぼんやりできる一時
いつも・・・ 何も考えない時間 冷めかけたコーヒーカップを口につけて 香味少ない味を流し込む 苦い! いつものブラック 窓が歪んでみえる。
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