Warning: Unknown: Unable to allocate memory for pool. in Unknown on line 0 Warning: session_start(): Cannot send session cache limiter - headers already sent in /var/www/htmlreviews/author/10622/10516/2.htm on line 4 影にある心と真実の申し出
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作品名:影にある心と真実の申し出 作者:未来

第2回   second contact
「柏木さん!席をとっておいてください!」

彼女からの初メールは会社の夏の親睦会。おいおい、初メールなんだから用事を頼むじゃなくて、遊びましょうとか入れてくれよ。こんなメールでも一応は消してない。ってゆうか、気にもしない。1000件も入るメールの一つ。気にしなくても当分は保存状態。

その日は別のグループで飲んで騒いだ。酒は弱くても、酒の場は好きだし、酒のつまみも大好き。だから、油断するとすぐに太るんよね。でも、いくらでも付き合いますよ。

連絡のきっかけなんてこんな感じ。一応は、

「初めてのメールがこれかい!また、今度飲もうよ。」

なんて、職場で伝えた。この会話をきっかけに1件また1件と彼女からのメール履歴は増えていった。といっても、くっだらない世間話や第2回の親睦会の誘いetc。来てもすぐ返さないし返ってこないし。まぁ、しょせんは友達というほど深くもない関係だからね。

第2回の親睦会はそれからすぐのこと。また、たくさんの人を集めて飲みに飲んだ。
集まりも上々。今度の親睦会は新人以外にも親父臭を見せない自称“30代の永遠のルーキー”とお得意先の営業マンで“親方”(これは僕が勝手につけたニックネーム)。この”親方”は、かなりむっつりだが、彼女を気に入っている様子。好きにしてくださいな。

僕と彼女は離れて座っていたが”親方”も混じって会話。最近は彼女とよく話するから、3人で話していたのにいつの間にか二人で全体の宴会部長に。更にテンションはアップ!

ここは、繁華街からかなり離れた場所。今回は飲んだら解散!って感じにして、第1回のメンバー以外を対象にしたから。しかし、このテンション!!よーっし!!!

「春ちゃん。もう少しみんなで飲もうや。」

二次会は近くにある堤防。そこは静かで、潮の満ち干や香りが心地いい場所。
季節は9月。暑いのは当たり前。しかも、蚊だっていっぱいいるし。明かりといえば、公衆トイレの室内灯が堤防を照らしてくれる。だけど、便利よね。トイレしたくなったらいけるからさ。

それから、週に数回。その場所で花火をしたり飲んだり語ったり、気がついたら4時や5時は当たり前。

「そろそろ帰ろうや。お疲れー。」

こんな風な日々が週に数回続いた。繰り返しているうちに、彼女と二人でも飲むことが増えていった。

今思えば、ここがこれから始まろうとする僕らスタートラインになった。影にある心と真実の申し出。僕にも彼女にも婚約者がいる。でも、後悔はしていない。二人の関係は心の傷を作り、そしてその傷を埋めあい、お互いの婚約者への罪悪感も埋めあった。そんな場所になったんだ。

いつのまにか始まった。彼女を想い、彼女の顔が浮かび続ける。職場であっただけで心が暖かくなる感じ。心の中にいなくてはならない存在。

好きなんだ。僕が生きる上でこれ以上の意味はなくたっていい。君が好き。


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