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作品名:ココロの傷。 作者:maru

第8回   8
回診の後、心配で看護婦さんに様子を尋ねると「けがの後一時的に熱があがることは良くあるので問題ないです」といわれた。

それでも、その後もどんどん熱が上がり意識がもうろうとしてきたのでナースコールをして看護婦さんを呼ぶと、慌ててさっきの回診時の担当医を連れてきて

「家族以外の人は出ていてください」と締め出された。

あきらかに様子がおかしかったので、急いで彼の実家に電話して病院まで来てもらった。

医者も看護婦もバタバタと慌て、「○○さん、聞こえますか〜?」など何度も呼びかけていた。

不安で不安で、待合室で一人泣きながら彼の両親を待ち続けた。

その後しばらくしてようやく落ち着き、彼の両親が到着してようやく医者から説明を受けることができた。

要約すると、「ケガをした際ばい菌が入って高熱が出ることがある」ということだった。

私はその時思ったんだ、もしあの回診の時、私じゃなくて彼の家族の誰かがいて、
その人が彼の異常を医者に伝えていたらもっとちゃんと注意して診てくれたんじゃないかと・・・。


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