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作品名:ココロの傷。 作者:maru

第7回   7
それでも私には、大学時代から付き合っている彼がいたからそれだけでよかった。

彼とは仕事帰りによく会い、帰りは私をバイクで送ってくれていた。

そんなある日、仕事中に携帯が鳴った。彼の実家からだった。

会社の昼休みに留守電を聞くと、彼の父親からメッセージが入っていた。

「昨日の夜、○○が事故に遭って××病院に入院している。」

一瞬意味がわからなかったが、しばらくして涙があふれ出し、事情を知った職場の人が私をその病院まで送ってくれた。

泣きながら病院に行くと、彼は眠っていた。そばにいる彼の両親に話を聞くと
どうやら昨夜、私を家まで送った帰りに事故に遭ったとのことだ。

右足が複雑骨折してしまったということだった。

しばらくして彼が目を覚まし、事故の時のことをいろいろ話してくれたりした。

それでもいつもの笑顔を見て少し安心してその日は家に帰った。

次の日も、仕事帰りに病院に行った。

熱を測ると38度以上あった。話も何だか噛み合わない感じがした。

ちょうどその時、回診で先生が来たので「熱が急に上がって、様子がおかしい」とつたえたが、「家族以外は出て」と外に出されてしまった。


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