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作品名:ココロの傷。 作者:maru

第5回   5
その頃の私にはわからなかった、なぜ彼が私から離れていったのか。

私は「もっと痩せてキレイになってやる。」と思っていた。

それからいろんな人と付き合っては別れてを繰り返していた。

いままで女友達はすぐ出来た私だったが、大学に入ってから親しい友達はあまりできなかった。

そのころは「大学ってそんなものかな?」くらいにしか思っていなかった。

大学2年の時、成人式に出席した。

久しぶりに小中の同級生たちに会った。

高校だけ一緒で結構仲良くしてた子も同じ式場にいるとわかっていたので
探してなつかしく声をかけたが、彼女の反応はパッとしなかった。

「へんなの〜。」と思い、小中の同級生たちのほうへ戻った。

卒業以来会っていなかった子たちの中で「あの子誰だっけ〜?」とささやいているのが聞こえた。

痩せた私を知らなかったからだ。

ちょっと得意になっていた私だが、仲良かった友達に声をかけたらそっけなく「あぁ〜」と言って向こうへ行ってしまった。

「あれ?」と思ったが、その時はあまり気にしなかった。


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