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作品名:ココロの傷。 作者:maru

第3回   3
その頃はずっと、自分が嫌われるのは太っているからなんだって思ってた。

だから自分の性格と向き合おうとしてなかったんだ。

本当の原因は他にもあるってことに全く気付かずに過ごしてきたんだ。

そんなパッとしない青春時代でも、女の子同士では仲良くやっていた。

・・・と思っていたんだ、その頃は。

デブだし、運動もダメだった私だが、勉強だけはそこそこ出来た。

おかげで何とかある女子大に合格し、大学生になった。

男の子は苦手だとはいえ、やっぱり周りのみんなみたいに恋をしたかった。

女子大だったけれど私は友達に誘われて他大のテニスサークルに入ったんだ。

当然そこには男の人もたくさんいた。でもみんなやさしかった。

そうなんだ、小中学生と違ってもうみんな大人なんだ。

周りももう太ってる子に「デブ」、かわいくない子に「ブス」って叫ぶような年齢じゃなくなっていた・・・。

私もその頃はまだ太ってはいたけれど、一時期よりは痩せていて、きっと街ですれ違っても「太ってるなぁ〜」とは思われないくらいになっていたんだ。


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