新しい仕事は技術系で、全く未経験の私だったが何とか採用してくれた。
職場の雰囲気も良く、仕事もやりがいがあり充実していた。
仕事帰りには毎日病院へお見舞いに行った。
そんな生活が半年ほど続いた頃、ようやく彼の退院が決まった。
松葉杖はまだ放せないものの、みんなの喜びは隠しきれないくらいだった。
彼はまだリハビリ中だし、仕事もまだできないけれど
それでもやっと平穏な日々が訪れたような気がしていた。
しかしそんな日々もつかの間、その日は仕事帰りに彼の家に寄っていき 家に帰ったのは23時を過ぎていたんだと思う。
家の中は電気はついているものの、誰もいない。
何となくおかしいなと思いながらも居間へ行ってみると、電話の前に1枚のメモがあった。
「(兄の名前)、事故、△△病院 」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
急に寒気がした。
事故? 何で? ケガの具合は?
訳が分からずパニックになって、彼に電話しようと携帯を見ると親から留守電が入っていた。
たぶんまだ彼の家にいたくらいの時間だ・・・。
私、何やってたんだ!
怒りと恐怖で震える身体を抑えながら、急いで病院へ向かった。
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