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作品名:『おっちょこちょい』 作者:hiro

第10回   Mお嬢様
Mちゃんはお嬢様である。
Mちゃんの御宅は『家』ではなく『お屋敷』と言っても過言ではない。
一度Mちゃんのお屋敷のトイレを借りたことがあるが玄関からトイレまでが遠い。
モレるかと思うほどであった。


Mちゃんはそんなお嬢様にも関わらず
風貌、言動、行動、知性、ドコをどう取ってみても
ビンボー人の娘である。


大学生になったMちゃんは
親元から離れ一人暮らしを始めた。
たまにお屋敷に帰るのだが移動手段はもっぱらバイクであった。


ある日、母親に電話をかけ
「ママ、明日、帰るから!」
(おいおい、ママじゃないだろっ!母ちゃんだろっ!とみんなからツッ込まれるMちゃん)
「バイクで帰ってくるの?」
「ううん。彼に送ってもらう事になってる!」
「ウソはいいから!!バイクで帰ってくるの?」
ママに彼氏がいる事を信じてもらえないMちゃんって いったい・・・・・



ある日みんなで海へ行った。

Mちゃんは特に念入りに日焼け止めクリームを顔中に塗りたくる。

どう見ても 志村ケンのバカ殿である。

写真を撮りイケメンキラーのTちゃんが現像しB5サイズに拡大。
(Tちゃんは密かに悪巧みを考えほくそ笑んでいる)
 

会社に拡大写真を持って行き(TちゃんとMちゃんは会社の同僚なのだ)

「コレ見たらみんなに回して!」
課のみんながゲラゲラ笑ってるトコロにMちゃん登場。
「どうしたの?」
一人の男性社員が
「見たよ!」ゲラゲラ
「何を?」
「これ」ゲラゲラ
封筒を奪い取り中身を見るMちゃん。


「・・・・・み、みんな見たの?」
封筒には社員の印、社長印まで押されている。
 
気が動転しているMちゃん。

その封筒が使用済みの封筒とは気づかず
社長まで回したのか、こいつらは!!と勘違い。


Mちゃんは社長室に走った。


「社長!見たんですか?」
「何を?」
「これですっ!この写真ですっ!社長印まで押してあるじゃないですかっ!!」


 
・・・・・どうしたんだこの娘は?
何を意味不明なコトを述べてるんだ?
大丈夫か、この娘は?
という顔になっていたであろう。


社長が写真を見て笑い転げたのは言うまでも無い。


自ら バカ殿の写真を見せ、 お嬢様、自爆。


































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