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作品名:ラビリアンファンタジー 作者:ディオス

第1回   プロローグ&登場人物

時は未来、2021年での物語。この時代の日本では傭兵会社の運営が大きく進んでいた。そして、日本の傭兵会社でも1を争い合う二つの会社が在った。

傭兵会社 ライトシンフォニア
社員は30000人以上の大会社。主な仕事は護衛、警備、テロリストの排除と言った社会的に役に立つ事を主な仕事としている。契約金などは依頼人の都合に合わせており人気も高い。

傭兵派遣会社 ヘルデストロイヤー
ライトシンフォニアに対立するライバル会社。社員は50000人とライトシンフォニアよりやや多め。仕事は殺しなどの殺戮関係などを担当しており、他に会社を襲っては乗っ取り、運営資金を奪ったりなどしており警察や政府も手をやいている。契約金を払わない依頼者などが居れば人前だろうと容赦なく手にかける。


更に、この二つの会社には他の会社とは大きな違いがある。それは「契約者」がいる事である。「契約者」とは三つの種族の魔物と契約を交わし、その魔物の力を得た人間達の事である。大昔に滅んだ魔物を特殊な技術で蘇生させ、契約を行うことで力を得る事ができる。契約者の戦闘能力は桁外れ。しかも契約を交わした魔物によって得る力が変わってくる。種族には神竜種、妖精種、幻獣種の三種類があり、契約を交わした者には大きな力が授けられる。力には五つのレベルがあり、契約時は全員がレベル・1を得て、強くなるたびにレベルが上がっていくのだ。

レベル・1
契約者の身体能力が3倍になる。

レベル・2
契約者の体の一部を契約相手の体の一部に変える事ができる。(例えば羽を持つ魔物と契約した場合、契約者は羽を生やす事ができる)

レベル・3
契約者の身体にラインが浮き上がり、身体能力を上げることができる。(ただし、力が上がるのはラインが浮き上がっている時だけ)

レベル・4
契約相手の力を全て得る、更に契約魔法が使えるようになる。(契約相手によって得られる魔法が違う)

レベル・5
契約相手に変身できる。


これらの力を得られる。だが契約者にはもう一つ得るものがある。代償である。契約者には三つの代償がある。

代償・1
契約を交わした人間は同じ契約者以外の人間の記憶から存在を消されてしまう。

代償・2
契約者は死後、転生(生まれかわる事)が出来なくなる。

代償・3
契約相手に変身(レベル・5)をするたびに一年寿命が削られる。


契約者は人として生きていく事に必要な大切な物を失う。なので契約を交わそうとする人間はほとんどいない。






登場人物

秋円 マサシ   18歳(男)
ライトシンフォニア特殊部隊「神竜隊」の隊長を務める傭兵少年。幼い頃に両親と死別し、ライトシンフォニアに拾われ、傭兵として育てられた。傭兵としての腕は一流で契約もしている。契約相手は神竜種の「ディアボロス」。愛用の日本刀「黒龍刀」、「白龍刀」の二つを自由に操り多くの依頼を成功させてきている。普段はチャランポランだが、イザという時には真面目になる。この物語の主人公。

ジゼル アルフォント  16歳(女)
異世界ラビリアンに住む傭兵の少女。魔物に襲われている所をマサシに助けらた事でマサシと出会う。異世界から来たと言うマサシを最初は疑っていたが、マサシの強さと彼の使う武器を見てマサシの事を信じるようになる。そしてマサシを傭兵にならないかと誘い出す。彼女の使用武器はトンファー。時代遅れの武器だが、彼女が使うととんでもない破壊力を出す。ピンクの髪にツインテールが特徴のヒロイン。

月本 コンタ  12歳(男)
神竜隊隊員でマサシの相棒の少年。神竜隊最年少だが強さはマサシとほぼ同じで、12歳とは思えない位のジャンプ力の持ち主。妖狐と人間のハーフでとても礼儀正しいく契約までしている。相手は神竜種の「リヴァイアサン」という海竜。両親が病死し、妖狐の子供だと周りから避けられ行き場を失った時に会社に拾われた。愛用の武器は二丁拳銃で玩具を使うかのように軽々と扱う。後に異世界に消えたマサシと再会する。

金山 ユウタ  20歳(男)
神竜隊隊員の一人。隊では参謀というべき存在で頭の回転が速い。彼も魔物と契約している。彼の契約相手は神竜種の「ガルーダ」という風を操るドラゴン。マサシのチャランポランな性格にいつも振り回されており、いつの間にか隊のツッコミ役になってしまった。彼が使う武器はチャクラム。指で回すサイズから腕で回す大きなサイズのチャクラムまで自由自在に操る事ができる。

狐火 シオン  20歳(女)
コン太と同じ妖狐と人間のハーフ。そのせいかコンタとはとても気が合う。ナイフと爆発物のスペシャリストで、料理なども彼女が行っている。彼女の契約相手は「サラマンダー」という神竜種。炎を自在に操り、怒ると彼女の周りの草花などが燃えてしまう。怒ると怖いが普段は優しい、特にコンタには凄く甘く、会社の間ではコンタに好意があるのではないのかと噂になっている。

レイナ スズキ  19歳(女)
神竜隊一の拳銃使い。女性でありながら西部劇に興味があるという珍しい一面から「現代の女保安官」と言われている。彼女が使う銃は西部劇などでよく使われている「コルトSAA」というリボルバーである。彼女も契約者の一人、契約相手は神竜種の「グランディアス」という大地を操るドラゴン。ロシア人と日本人のハーフで日本語はペラペラ。顔は日本人に近く、髪は金髪のロングヘアーでクールな性格。

エミリス  ?歳(女)
ライトシンフォニアの社長。見た目は美しい女性だが何年生きているのかは誰も知らない、本名も不明で謎が多い人。彼女も契約者の一人で相手は妖精種の「インシェル」という光を操る妖精。彼女の実力は超一流でマサシに剣を教えたのも彼女である。戦う時は真剣な顔で鬼神のごとく攻撃をする。大剣を片手で、しかも片手剣を使うかのように軽々と振り回す。普段はとても優しく、社員達にとっては母親のような存在である。

シンディ カルタリオ  20歳(女)
ジゼルの傭兵仲間で彼女を妹のように慕っている、ジゼルと一緒にいたマサシに興味を持ち、一緒に働く事になる。彼女はラビリアンでは少ない魔法剣士の一人でラビリアンの王家護衛隊に知り合いがいるらしい。実力もかなりの物で王家護衛隊からスカウトまでされるほどだが、彼女は自由きままに生きる事を好んでおり、護衛隊には入ろうとしない。


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