私の名は片山・・・38歳独身、某田舎の市役所に勤務しています。はたからみれば真面目にみえる・・・典型的な公務員らしいのですが・・・私は、日々、自分が飲む酒代や自分が抱ける女性のことばかりを考えている・・・そんな元気な男なのでございます・・・・ これからお話するのは今から6年くらい前のこと・・・・
二日酔いやなんかで仕事全くやるきがしない日だったと思う・・・たいがいそんな日ですが。 自席で仕事してるふりしとかないといけないから、ネットでもみて時間をつぶすことにした・・・さも仕事してますよって感じで・・。 ネットみてるとやたらめったらでてくるのが出会い系サイトの広告・・・「今日あってすぐセックス」・・・そんな夢のような言葉がパソコンの画面上をところ狭しと蠢いている・・・・「チッ まったく嘘くせえ・・・」と思いながらも気が付くと夢中でいろんな出会い系のぞいてた・・ハハハ・・・数時間も。そんなこんなで見つけた無料の出会い系に自分のPR書き込んで女性からの返事をまつことにした・・・・。 わたしのPR:「○○市にすむ30歳会社員です!趣味はサーフィン・・海と飲みが大好きな、 おちゃめで渋めのおっちゃんです!」みてえね事書き込んだと思う・・でも無料だけに返事は全 くこなかった。そんなもんらしい・・・かの業界は。ちなみに有料のとこはすさまじい数の返事 がくるが、ほぼサクラちゃんで・・すべてお金を支払わせられるシステムらしい・・・うまい話 なんてそうそうあるはずはないのだ・・・あー悲しき男のち○こ(サガ)
ところが数日後・・・突然返事がきた・・出会い系から。正直驚いた・・・。 「24歳○○町に住んでます。お住まい近くですね!仕事は保育士・・・」とまあいろいろ。 隣町の子だった。それからそりゃ〜やりとりした・・真面目に・・そんなこんなとやりとりして たらやっぱり気になんべさ・・その子の容姿が。容姿についてききづらいから、「私はJリーガ ーっぽいってよくいわれますがあなたはどんな方?」なんてよくわからない事書いてさぐってみ た・・そしたら・・・「小池栄子に似てるってよく言われるかな!」って返事がきた。 その「小池栄子」という芸能人をしらなかった私は、即ネットで検索してみた・・・ふふふ・・ いいじゃない、いいじゃない・・いいじゃない・・心躍る私・・・。 気がつけば来週あいましょうってことになって・・・あうことが決まった。
〜まちにまった待ち合わせの日〜
待ち合わせ場所はその子の家の近くのホームセンターの駐車場。あの日から私の頭の中は小池栄 子が一杯・・・栄子の胸・・栄子のふともも・・栄子の唇・・・はあああ・・って随分せんずりもこいちまった・・・いい年こいて想像で・・。今日はお酒のみいって・・・・夜の海までドライブ・・海を見ながら軽く乾杯・・・いい感じに酔っ払う二人・・・・ムフフフフフ。 妄想妄想妄想・・・夢見る私の頭ちゃん。
車の中でまってると「つきました・・いますか?」と栄子からのメール。「もういますよ・・ 駐車場の〜〜にとまってる、黒の四駆、ナンバーは○○です」って即返信。「すぐいきますね」 と栄子ちゃん。かんわいい・・・。今にも胸がはちきれんばかりの興奮ですぐそこまで近づいて いる栄子ちんを待った。 コンコンと私の車をノックする女(ひと)・・「うわああ きたあ!!!」とものすごい興奮・ 期待で彼女を「サッ」と見た・・・そのまま・・・目も・・口も・・・顔の中で本来動かせるパ ーツが動かなくなった・・固まったのだ・・即身仏になってしまった私。 私の目の前に現れた女(人)は・・・身長150くらい、小柄のおちびちゃん・・体重80はあ ると思われる・・・・まさに巨乳・・まさにダイナマイト・・・母なる大地のスーパーボディ。 栄子に似てると言われるお顔は、日に焼けた小麦色・・夏みかんのようなでこぼこらしい跡がた くさん・・・歯にいたっては何本かないようだ・・笑っている笑顔が・・まさに芸人・・まさに 女優。 しかしながら本当に・・本当に不思議なことだが・・なぜか・・・小池栄子に似ている・・・な ぜか。だから彼女は嘘は一つもついていないんだ・・。
「片山さんですか」と栄子。助手席の窓を開けると車に乗せてもねえのにすさまじい匂いの香水 が私の弱い鼻を痛めた・・「くせえええええ」・・・・。とっさに「いえ違いますが・・」とあいかわらず表情が動かせなくなってしまった私。 「あれ・・おかしいな・・人とまちあわせて・・言われたナンバーがあなたのナンバーと一緒な んですが・・」と愛しの小池栄子。 「えっ・・私じゃないですよ」と即身仏の私・・。 「私を見て嫌になって嘘ついてません?そうならはっきり言ってください」とかわいいハニー。 「知りません・・ほんとに私じゃありませんよ・・」と・・嘘つき野郎の私。 「すいませんでした・・きっとからかわれたんですね・・」と愛しのハニーは帰っていった・・・安堵・・そんな気持ちだったと思う・・・ほっと遠ざかっていく彼女をみると・・すさまじく迫力のある後ろ姿だった・・・・まさに・・・おっかちゃん・・私の愛するおっかちゃん・・・。
私は帰りの車の中・・・つくづく思った 嘘はよくなかった・・・でも・・おっかちゃんに・・あの子になんて言ってやればよかったのか・・わからない・・・わからない・・・あの子の後姿思い出したら不思議とかなしい気分になってきて・・涙がうっすらでてきた・・。本当に悲しい気分・・・・・今さら友達になりたくなった・・・もう遅いが・・・・・さようなら栄子・・・さようならおっかちゃん・・・・。
過度の期待は・・・現実をさらに厳しいものにする。我が教訓としたい・・・・・・・完
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