2007年8月13日。。。。 ペルセウス座流星群が、地球に接近し、日本でも一時間に約50個の流星が確認できる夜、僕のとなりには菜穂子が居た。
彼女は見た目は清楚なお譲様タイプだが、話をすれば決して気取らない男まさりな性格で、僕はそんな彼女がとても大好きだった。
市内から車で一時間ばかり走らせた海岸で二人して流れ星を眺める。菜穂子は何を考えているんだろう。僕のことをどう思っているんだろう。そんなことばかり考えて、全く星に集中できなかった。この時間がいつまでも続いて欲しい。そう思っていた。 でもそんな時間はいつまでも続くはずもない。彼女は9月1日に結婚が決まっている―。僕の知らない男性と―。 それを知らされたのは、今年の6月。携帯のメールでだった。
彼女は高校の同級生で、サッカー部のマネージャーをしていた。僕は野球部で、クラスも違う。お互い顔くらいは知っていてもほぼ面識はないまま卒業し、お互い地元の別々の大学へと進んだ。 そんな二人がいつからだろう、共通の友人を通して、遊ぶようになり始め、僕はすぐ彼女の魅力に惹かれた。 いつも彼女の事ばかり考えていた。 食事のときも遊びに行く時も、彼女の事を思っては胸が苦しくなっていた。
そんな時、彼女に彼氏ができたと聞いた。僕は居てもたっても居られず、彼女に電話をかけ、そして、告白をした。今さらどうしよもない事と判っていながら、彼女に思いを伝えたい。ただその一心で―。
今思えば、彼女への恋はいつもすれ違いと、後悔の連続であった。
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