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作品名:スノーキャンプ 作者:結城 健三

第71回   スノー・スプリングス
「何か作ってくれよ、腹へっちまったよ」と、オーナーが言うので
「少し待ってて今見てくるから」と俺は立ち上がると、由衣も付いてきた。
「由衣、冷蔵庫の中見てくれ、何か残ってないかな」
「うん、」
「俺、表のマリンクラーの方見てくるから」と外に出て行った。
中を、見ると牛肩肉の塊が在った。
それを出すと玉葱があったので牛肉のトマトシチューを作ることにした。
それを持って戻ると由衣はサツマイモとホットケーキミックスを見つけていた。
「由衣、玉葱粗みじん切りして人参も」と言うと由衣に渡した。
干し椎茸が見付かったので10枚くらい水で戻しニンニクの皮を2片分剥き包丁で潰した。
次にサツマイモを乱切りに清水で灰汁抜きをしておく、開き戸を開けスキムミルクを出し水に薄めに溶き煮始める。
その頃には玉葱と人参を切り終わっているので、圧力鍋をだしオリーブオイルをしき先程潰して置いた、にんにくを入れオイルに香りを移す為弱火で炒めて牛肉と椎茸を入れ炒めると、赤ワインとローリエを2枚ほどと固形スープと、トマトの水煮の缶詰を入れ蓋をして煮込み始めると横で煮ていたサツマイモが煮えてきたので鍋から取り出し、ボールに入れフォークで潰し砂糖を入れココナッツパウダーと、細切りココナッツと、ナッツフルーツミックスを、入れ混ぜ合わせると、そこに堅く溶いたホットケーキミックスを入れ小さいハンバーグのように丸めフライパンにバターを引きそれを焼く。
焼き上がると皿に載せていく出来上がると、由衣にフランスパンをスライスして貰いガーリックトーストを作って貰っている間に先程作ったガレットを蜂蜜と共に運び次に、シチュー皿にトマトシチューを入れスプーンとガーリックトーストと共に運ぶと冷蔵庫から、キャビアを出しカクテルグラスに盛り付け運んだ。
由衣に頼んでワインを運んで貰い俺は、国産の炭酸水とワイングラスを運んだ。
「さて出来ましたよ、まずはトマトビーフシチューとサツマイモのガレットとキャビアですどうぞ」と言いながらシャトーラフィット・ロートシルトの2000年物の赤の高いワインを、グラスに注ぎそこに、炭酸水を入れてみんなに渡すと
「何だこれは、又変わった物を作ったな」と、オーナーが言うとみんなが不思議なそうな顔をしながら口を付けると
「なに、これ美味しいよ」
「ほんとだ」と女性には好評だったオーナーは
「俺はウイスキーで良いや」と言う
「オーナーは、アルコールの強いのが良いでしょう」と言うと
「そうかも」と言っているところに神河とれい子がやってきた。
「お疲れさまです、由衣さん怪我もなく助かって良かったね、竹さん今回の事件の記事俺達に書かせて下さい」
「おおおおお〜記者根性丸出しにしてきたねいいよ〜」と、祐二がはやしたてると
「祐二さんも、後でインタビューしますから協力して下さい」とれい子が言うと
「良いね、良いね、何でも答えちゃうよ」と祐二は舞い上がってきている
「それにしても上手そうな匂いがするな腹減ってきたよ」と、神河が言うと多恵が
「由衣未だ残ってるでしょう私が持って来てあげるそれに此処だと狭いからテントに行きましょう」
「そうだね、ついでに録音機材も用意しますからそこで良いですか」
「じゃ、運びますか」とオーナーが言うとそれが合図でみんなが準備を始めた。
「みんなじゃ、運んで下さい。俺は、焼き鳥でも焼いて持って行くからどうせキッチンテントでやっていると集まってくるから足りなくなるからそうだ豚汁出来るかな出来るようだったら作りますよ」と言うと
「そこまでしなくて良いですよ」
「じゃ、ピザだ」
「それが良いかも」
「俺も食べたい」とみんなが賛成するから作ることになった。
それから45分後出来上がるとそれを運んで又宴会が始まった。
少し離れたところで神河が祐二にれい子が由衣にインタビューをしている。
オーナーが俺の所に来て
「神河の奴、自分の手柄にしょうとしている、良いのか」
「良いんじゃないですか、美味しいところもあげないと」
「それにしても、何で祐二がしたり顔で話してんだ」
「そうですね、でも良いんじゃないですか俺、面倒だし」
「そうか」
「そんな事より、呑みましょう、このウイスキーはマッカランと言うんですよこれロックで呑むとほんの少し香りの中に醸造した場所香りがするんですよオーナーに判りますかね」
「おっ、俺を馬鹿にしたな、俺は酒を飲み続けて42年だぞ」
「あれ、オーナー42歳じゃなかったっけおっかしくね〜」
「俺は、母親のオッパイの代わりにビール呑んでいたんだ」
「それはすげ〜やでどうよ味判りますか」
暫く黙って呑んでいたが一言
「う〜んわからん」と言うからみんなで爆笑してしまった。
「でも、竹内さんって色んな趣味持っているのね」と多恵が言う
「どうして、」と聞くと
「この間、家に行ったとき寝室にとなりのへや見たんだよね、そしたらモデルガンはあるしミニカーはいっぱいあるし無線機も色々あったし、釣り道具もかなりあったしナイフもいっぱい飾っていたしひょっとしておたくなの竹内さんって」
「失礼な、多恵ちゃん俺は、マニアックと言ってくれ、何でも使い始めると最高峰が欲しく成っちゃうんだよ」
「だからそれが、おたくなんじゃないの」と多恵が言う
「絶対に、それはないし言わない」
「でも判らないよ車も3台持っているし、今4台になったけどそれにキャンプ道具なんか凄いよ」
ランタンだけでも7つくらい持ってるよ」とオーナーまで言い出す
「何だよ、オーナーまで」


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