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作品名:スノーキャンプ 作者:結城 健三

第7回   怒りの矛先
「それじゃぁどうしょうもないと」
「まあ君達の、仕事が無くなるのも困るし今後の事を考えると、きつくは言えないけど取り敢えず話しだけはするけどそれで良いかな」
「もちろんですよ、おねがいします」
「じゃぁ行ってみようか」と、立ち上がった。

野上の部屋の入り口でノックすると、中から
「どなたですか、開いてますからどうぞ」と答えてきた
「竹内です。少し良いかな」
「はいどうぞ」
俺は中に、入ると少しの間世間話をしていたが野上は
「竹内さん、本題に入って下さいよ」
「じゃぁ、言うよ。野上くん 明日、関東地区の主力のチューナーが出てくるそこで、君に思いっきりせめて良いインプレを書いて貰うためにも、俺を含めて4名早めに切り上げて君に時間を空けたいと思い話し合ったんだ。
そこで、今日のくじの事は無しにして俺達4名を先に走らせて下さいよ」
「そんな事だったんですか。
くだらないお断りします。
俺が乗るとマシンが悲鳴を上げて壊れることが多いからそんな事を言い始めたんでしょう。」
「そうですか、俺達の気持ちを受けて貰えませんか」
「無理です。絶対に無理」と、言い煙草に火を付けた。
「そうですか。判りましたしょうがないですね」と、言いドアに向かった。
ドアの取っ手を掴んだ時、野上が、
「竹内さん、彼奴等に言っといて下さいよ。お前等は、俺の後が似合いだって」と言ってにやりと笑う。
「野上くんそれは言い過ぎじゃないかな。何も敵を作る必要は無いんじゃないかな。それから、良い所見せようなんて考えない方が良いよ」と、言ってドアを閉めた。
自分の部屋に戻るとそこには、吉岡、小山、松下の3名がビールを飲みながら待っていた。
「竹内さんどうでした。」と聞いてきた。
俺は、首を横に振りながら、事細かに説明し最後の言葉まで話した。
「上等じゃないか、やってやろうじゃん」と小山がいきり立った。
「そんなにムキになってもしょうが無いでしょう。」
「あの野郎おじさんが、○○社の会長だってコネでこの業界に入って来た野郎がテクもない癖に,むかつくなぁ」
「今に見てろよ潰してやるから」と、みんなかなり怒っていたが、暫く俺の部屋でビールとウイスキーを夜中の3時まで飲んでいた。

翌日7時に起きシャワーを浴び部屋を出て食堂に行くと野上が食事に来ていた。
「おはようございます。竹内さん」
「おはよう」
「昨日、随分遅くまで飲んでいたようですが、今日乗られるんですよね」
「みんな、あまり飲んでないよ。俺の行きつけのショップで主催する催しの話しをしていただけだよ」
「そうですか又俺の話をしているのかと思った」
「どうして、俺達が遅くまで集まっていたと知ってるんだ、あんな事言った手前怖くなったか」
「ははははははははははトイレに行ったときに遅いのに話し声が聞こえたから言っただけですよなんでビビラなきゃいけないんですか」
「それなら良いですけど、別に脅しに行った訳でもないから」
「そうですよ、」と、言った後、食事を始めた。
俺も、食事を食べ始めると遅れて小山達がやってきた。
小山達は、野上のことを無視して俺に。」
「竹内さん、おはようございます。今日もよろしくお願いします」
「おはよう、こちらこそよろしく」
と言った後食事を始めた。


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