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作品名:スノーキャンプ 作者:結城 健三

第68回   ハード・ナックル
「判りました後で仲間がかけます、その時には宜しく」と言うことで電話は切られメールで電話番号が伝えられた
俺は、サファリとの車間を詰めプレッシャーをかけ続けている。
直線では横に並びかけるようにすると奴はアクセルを踏み込んでいくそれを何回か、繰り返すとコーナースピードが上がって行くこの調子出先ほどのコーナー程度のアールだと曲がることが出来ないだろうと考えながらコーナの手前で先にスピードを、落としていく。
一方山田は、イライラしながら仲間数人と後から来る杉山の仲間を待っていた、そこに近づく車の音が聞こえてきた。
「ちくしょう、間に合わなかったかみんな行くぞ」と言うと車に乗り込もうとしたとき近くにいた奴が
「山田さん、違いますよ別の方から聞こえてきますよ」と言うと
「なに」と車から戻ろうとしたとき携帯が鳴った
「山田です、」
「杉山から聞きましたもうすぐ着きます、未だ間に合いますか」
「大丈夫です待ちます何人くらい来ましたか」
「車2台6名です」
「判りましたどの位で着きますか」
「後コーナー2つ位だ」
「判りました、」
それから5分後合流した
「自己紹介は後にしましょう直ぐにでも潰しに行きましょう」
「判った奴らは、何処に」
「こちらに来て下さい」とコーナーの先が見えるところに連れて行き双眼鏡を渡した。
「確かに、変な奴らだそれにあの車廃車寸前じゃないかこいつらだな」
「時間がありません行きましょう」と戻ると
「みんないくぞ、俺は奴らの頭を押さえるように車を止めるそれに続いてくれ間隔取るなよ、行くぞ」と言うと車に乗り込みゆっくりと走り出した。
コーナーを回り奴ら溜まっている広くなった場所に蓋をするように車を止めていくと焦ったように車から降りてきて文句を言おうと勢い込んできたが、俺達の人数に足を止めた。
「お前達こんな所で何をしてるんだ」
「何もしてねぇよ」
「じゃ、そのままじっとしていろ、動くんじゃないぞ」
「何でお前達に命令されなきゃいけないんだよ、ざけんなよ」
「やろってのかい痛い目に遭うだけだからやめとけ」
「誰に言ってるんだ、なめんじゃねぇよ」と、言うと飛びかかるように殴りかかってきた。
それをみていたほかの奴らも喧嘩を始めた。
5分後静かになった此処を占領していた奴らは伸びているか後ろ手に縛られて雪の上に転がされていた。
山田達は一カ所に集まり
「やった、終了」と気勢を上げていたその時遠くから車の音が聞こえてきた。
「おい、何か聞こえるぞ」と1人が言うと2台の車の排気音が聞こえてきた。
山田は、車に飛び乗るとマイクを掴むと
「竹内さん、片づきました後は大丈夫がんばれ」と話しかけた
俺は、その声が聞こえると仕掛けることにした。
アクセルを踏み込むとサファリのテールにびたっと付けた。
何度も何度も後ろからバンパーをぶつけていくとドンドンスピードが上がっていく
コーナーの度にオーバースピードになっていく
次に迫ってきたコーナーの入り口で俺はサファリから離れ車をアウト側いっぱい崖の岩がドアミラーにヒットするが構わずそこからインに切り込むラインを取った。
サファリは、抜かれまいと必死にインにへばりつくがスピードが速い上に無理なコース取りをしていたコーナーのクリッピングポイントを深く取っていた俺の前でサファリはアウトに流れていったそのイン側に俺は頭を突っ込んだ。
幸いこのコーナーは対向車線まで飛び出していったところでタイヤがグリップしたらしく何とか立ち上がっていく
横に並んだまま立ち上がると道路脇にずらっと車を並べた一段が見えた時
「竹内さん頑張れよ、」の声が無線機から流れてきた。
道路脇では仲間が手を振っていた。


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