由衣は、縛られていた腕の縄を解かれ走って俺の所に来ると俺の腕の中に飛び込んできて、 「真、ごめんなさい・・・・・・・・・・・いきなり腕掴まれて・・・・・・・・・ナイフを突きつけられて」と、いうと泣き出した由衣に 「もう大丈夫、もう二度としないようにするから」と、言うと祐二に 「由衣を頼む」と、震える由衣の背中を押した。 「おい、野上お前何考えてんだよ、そこまでして何がしたいんだよ」 「お前、がいることで俺はこの世界から、追い出されそうなんだよ」 「それはお前のせいで、俺のせいじゃない」 「ふざけるな、あんな風言われれば業界の人間なら誰かなんてすぐ判るだろ」 「お前が、出入り禁止なんてショボイ事をするるからだ」と、言いながら野上に近づいていった。 「どうでも良い、なんで勝負するんだ」 「この道戻ると、右に曲がるところがある、その道で勝負でどうだ」 「その道で良いのか、いただきだな」 「そうかな、」と野上の目の前に来た。 「じゃあ、俺が先に行く」と、戻ろうとする野上の肩を叩き 「その前に返さないとな」と言うと野上の腰の乗ったボディーブローが突き刺り背骨が折れるくらい折れ曲がって道路の雪の中に顔から突っ込んだ。 「由衣をさらったお返しだ、俺を舐めると痛い目に遭うんだよ」と、言うと、もう独り男が俺の後ろから俺のボディーを狙って蹴りを入れてきた。 俺は、振り向きざま片腕をあげ顔の横に防御しながら、かがみ込むと同時に蹴ってきた男の軸足を払うための足を伸ばしたが、届く前に、屈んだ為頭の高さに蹴りが届くことになったが、腕でガードしたが強烈な蹴りであったため俺は蹴り倒されたが、伸ばしていた足が蹴ってきた男の軸足を払っていた。 その前にこの蹴りを放った男が動いたときに杉山が動いていたが、間に合わなかった。 その男が、竹内を蹴り倒した時、竹内の足が男の軸足を払った、男はもんどりをうって倒れた所に追いつき馬乗りになり、腕を両膝で押さえ込み顔面に、真上から拳を浴びせたグシャとを立て鼻の骨が折れ鼻血が吹き出した。 腕で受けたが、その腕が側頭部にぶつかり、一瞬気が遠のいていたが次の瞬間腕の猛烈な痛みで気絶せずに済んだ。 由衣は俺が蹴り倒された時足が動いていた。 「真、大丈夫」と、走り寄ってきた。 「いてな〜ちきしょう、腕が痺れてるよ」 と、言いながら立ち上がると蹴りを入れた男の所に行き殴り続ける杉山を後ろから、羽交い締めにして 「杉山さんもう良いですよ、気絶してるから」それでも振りほどいて未だ殴ろうとしているから 「杉山さん、それ以上殴ると死んじまうぞ」と、力いっぱい押さえつけるとようやく収まった 「杉山さん、ありがとう」と、言うと息を切らせながら 「竹内さん・・・大丈夫か・・・・」と聞いてきた 「なんとか、腕が未だ痺れているけど、不意を付かれたよ」と、言いながら腕を取って立ち上がらせて話しをする。 その時、野上がやっと立ち上がり車にもたれ掛かった。 その頃になって、ローカル軍団がやってきた。 「なんだよ、もう終わっちゃったの」 「きったねえ、杉山だけ良い思いしてんの」と、話しながら近付いてきた。 俺は、杉山に 「あの除雪車を移動させて下さい。お巡りが来ますよ、早く通行止め解除して下さい」と、言うと 「これからどうするんですか」と杉山が聞いてくる 「これから、こいつらと勝負をする」と、言い野上を指さした。 杉山が野上に向かって、 「こいつ今積んでやる、良かったな腕力だったらお前の負けだ」と言うと、地面に伸びている奴を、抱え上げ助手席のドアを開け中に放り込みドアを閉めた。
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