20代から中高年のための小説投稿 & レビューコミュニティ
 ようこそゲストさん トップページへ ご利用方法 Q&A 操作マニュアル パスワードを忘れた
 ■ 目次へ

作品名:スノーキャンプ 作者:結城 健三

第64回   スノー・ロード・バトル
サファリのドライバーは直進できずに瞬間的に見た左折方向も駄目だと言うことで右折ウインカーを出すが早いか横滑りをしながら回り込んでいった。
俺は、最初からそこは封鎖していることは知っていたので、殆ど横に並ぶようにテールスライドしながら入っていくと、回り込んだ先は対向2車線なので横の位置の対向車線を俺が走ることになってしまう、サファリとの間隔10cmまで詰めていたが此処は一旦引く事にする。
並んだときにドライバーズシートを瞬間的に見た、「奴だ」間違いなく奴だった。
「あの餓鬼、何を考えてやがるんだ」と、独り言を言いながら奴のけつギリギリに付けながら走っていくその瞬間無線が入る。
「ビックリした、どうなってんだあの車はこの雪の中テールスライドしながら走っていったぞ、あんなスピードで曲がれるんだな、祐二俺達も封鎖といて追いかけるぞ」
「了解、封鎖解除、あの人達は、特別な人だから俺達がまねをすると大変な事になるからまねしないように」
「了解、追います」
「こちら、安田、杉山さん聞いてますか」
「こちら杉山です安田さんどうしました」
「了解、杉山さん、直ぐにそちらに犯人が行くと思います、人質がいますので封鎖だけで手出しはしないで下さい宜しく」
「了解、安田さん判りました。手出しはしませんが⊃込んだら引きずり出します」
「了解頼みます」
「山田さん聞いてますか安田ですどうぞ」
「安田さん、こちら山田ですどうぞ」
「配置はどうなっているんだもう少しで配置が終わりますいつでも大丈夫です安心して下さい安田さん」
「了解、よろしく」
後ろから、追突するくらいまで間隔を詰めてプレッシャーをかけて後ろを走っていく、7つ目もコーナーを抜けた辺りで、俺はマイクのスイッチを入れた。
「杉山さん、聞いてる竹内です」
「了解、竹内さん、今どこですか」
「杉山さん、8ッ目のコーナーに突入もうすぐそっちに着く準備できてるか、それから封鎖した場所から少し離れていてくれ」
「どうして、何かあったときに対処が遅れるぞ」
「構わん、お前達の巻き添えだけは避けたいもうすぐ9つ目のコーナー宜しく」
「判った気を付けろ後3つ先だ」
「ありがとう」と言いながら俺は後ろからサファリのリヤバンパーにランクルの延長したフロントバンパーをヒットさせたサファリはコーナリング姿勢を崩しながらもなんとかコーナーを抜けていった。
立ち上がり姿勢も崩しているので、アクセルを踏むタイミング少し遅れたのを俺は見ていたが未だ前には出ない横に出て煽るだけに留める。
目の前に。次のコーナーが迫ってきた俺はシフトダウンをして、コーナーの手前でスピードを落とし、コーナーのインに付けると高いコーナリングスピードのためアウト側に流れ出していくのを、アクセルでコントロールをしながら前を走る。
サファリにサイドバイサイドのバトル体制に入るが前には出ない。
コーナーを抜けるとまた後ろに付けプレッシャーをかけ続けて行くと短いストレートの後コーナーが見えてきたが今度は速めにスピードを落とし無理をせずにコーナーのクリッピングポイント辺りで、車を横にして止めた。
その頃、祐二は言われていたコーナーの封鎖を他の車に任せ自分は俺の車を追いかけてきていた。
とは、言え俺達のスピードにはついて来れずに遅れながらも、追ってきていた。
このコーナーの先には、杉山達が仕掛けたバリケードがあるはずだ、俺は追いつめる気は最初からなかった。
杉山は、俺からの連絡が入った時、道路上を封鎖するように止めた除雪車の上にいた。
この道に入るところに通行止めのバリケードをセットして置いたので、上がってくる車はない此処で、高見の見物をするつもりでいたが、あそこまで離れろと言われて、
「はい、そうですか」と、その場を離れる気はなかった。
他の者への、巻き添えを、気にして少し離れさせたが、自分はここに残る暫くすると車の音が聞こえてきた。
数秒後黒と白のツートンの色だけが目に入った驚いたことに、車は横を向き凄いスピードで回り込んでくる。
こんなスピードでこんな雪道を走ってくるなんて考えていなかった。
「まじかよ、こんなスピードで止まれるはずがない、やべえ」と、思ったときにには目の前まで迫っていた。
その時、ぶつかると思った瞬間スピンをしたかのようにサイドターンを決め止まるのかと思ったらUターンして戻って行こうとしたが少し走ったかと思ったら何があったのか直ぐにフルブレーキで止まった。
俺はコーナーの手前で、止まり待って居ると後ろから、祐二が直ぐにやってきて止まり車から降りて待つとUターンを、して戻ってきた、サファリが止まった。
俺は、サファリの前に歩いて出る祐二は俺の後ろについて、来た。
「もう逃げ道がないぞいい加減に諦めて出てこい野上」と、声を掛けている所に、サファリの後ろから杉山がブツブツ何か言いながらやって来た。
「いい加減に、由衣を解放しろよ、そうすれば、俺が勝負してやる」と、言うと助手席のドアが開き男が降りて来るとリヤーシートのドアを開くと同時にドライバーシートのドアが開き中から、野上が出てきた。
「どうゆう勝負をしようってんだ、」と言うとドアを閉めこちらに向かってきた。
「お〜い、何か手伝うことがあるか」と、杉山が声を掛けてきた。
「いや、今は未だ大丈夫だ」と、言うと野上に向かって
「何でも良いけど早く連れて来いよ」と、言うと
「おい、離してやれ」と、野上が言うと
「いいんすか、野上さん」
「構わない、離せ」と、言われ渋々解放した。


← 前の回  次の回 → ■ 目次

■ 20代から中高年のための小説投稿 & レビューコミュニティ トップページ
アクセス: 142