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作品名:スノーキャンプ 作者:結城 健三

第61回   スノー・ロード・バトル
また上手い酒飲ませてくれ」と、オーナーが言うと
「あんた、そんな事しか考えられないの」
「いやそうでもないよでもこの間の焼酎上手かっただろ」
「確かに美味しかったけど、それだけじゃないでしょ」
「冗談だよ、判っているよ」
「全く開口一番酒飲ませろじゃ、恥ずかしいよ」
「オーナーそれじゃアルコール中毒だよ」と祐二が言うと
「半分そうだもの仕方ないけど、」
「半分は酷いな、せめてクオーターくらいにして」
「たいして変わらないじゃない」
「気は心」
「まあ、何でも良いよ何呑む」と、俺が言うとオーナーは
「俺は前のと同じのが良いな」と、言い祐二は
「俺は、日本酒が良いかな何か美味しい物あります」
「そうだな、これが良いかな、山廃の大吟醸農口流、常きげんが在るこれなら和食に良く合う辛口だから美味しいと思うけど」
「じゃ、それで」
「オーナーはこれですよね」と、順吉を出し
「由衣、多恵、真由美さんは何にします」
「何が良い」と、多恵が他の二人に聞く
「面白いの無いの」
「何、その面白いのって」
「なんか変わったもの」
「ちょっと待ってあったと思う」と言うとお酒を詰めた棚を開けその中から2本取りだし持って戻ると
「これなんか正月で良いじゃない」と、山車祝花を出したそうすると
「何これ可愛い」
「お酒ですよでも良いでしょうそれとこれ」と言って出したのが、奥の松という青い瓶を出すと
「このお酒の何処が面白いの」と、真由美が聞いてきた。
「この酒は、発泡酒なんだよシャンペンとにた感じだよ。」
「じゃ二本共呑みたいな」
「良いけどはいどうぞ」と渡すと今度は自分の分を取りに行きバーボンを取りに行き戻ると
「真一、何呑むの」と、真由美が言う
「バーボンだよこれはジョージディッケル・バレル・セレクト43°ですよ」
「しかし、真一の所に来ればなんでもあるみたいだね」
「そうよ試しにテキーラなんて無いよね」と多恵が聞いてくるから
「あるよ、確か、カサ・ノブレ・レポサドが在った」と言うとたえが
「じゃ、ジンは」
「ジンは、ヴァンウィージンが有ったと思うけど」と答えると由衣が
「ブランデーは」と聞いてきた
「ブランデーは、ロンリコがある」と答えると祐二が
「まさか、紹興酒はないでしょう」と言う
「紹興酒は、陳年紹興貴酒がほら在るでしょう」と見せると
「じゃ、キュラソーは」
「ホワイトキュラソーなら在るよコアントロー」と言うと
「何だか此処には世界中の酒が集まって居るみたいだね」とオーナーが言うと
「本当だ」
「何処でそんなに集めてきたんですか」
「何となく、見かけると買ってしまうんだよね」とそれから飲み始めた。
2時間ほど後、みんなで酒を持ってスクリーンテントに行き、野戦用のガソリンバーナーに火を点け、鉄板を乗せバターを挽き野菜を乗せ先日釣って三枚に下ろした鱒を並べてその上に味噌を乗せ蒸し焼きにし、チャンチャン焼きを作った。
いい匂いがするのか、段々人が集まってきて食べ始める頃にはかなりの人数が集まってしまった。
もうこうなったら仕方がない、のでキッチンからステンレスの皿と筒切りにした鱒を持って来てとラウトのステーキを作った。
それから、また飲み始めた。

翌日、早朝から目が覚めついでに由衣も起こし露天風呂に誘い雪道を歩き出した。
昨夜降り出した、雪が積もりかなり歩きにくいがなんとか温まりたくて歩いていく。
「今日、スノボー教えてくれるのよね」
「そのつもりだけど」
「余り、覚えが良くないかも知れないけど宜しく」
「大丈夫スキーできるんだろ」
「取り敢えずって感じかな」
「任せろ今日中に、滑れるようにしてあげるよ」
「ほんとだね」
身体の芯まで温まり、頭の上に温泉マークを浮かべながら車に戻りスキーウエアーに着替えランドクルーザーに乗り込み出発した。
走り出して外気温を見るとー20°を差していた。
スキー場には1時間位で着いた。
ボードを借り初心者コースで由衣の手取り足取り教えていると
「真、疲れた少し休もうよ」と言うので、レストハウスにはいるとコーヒー・サンドイッチ・サラダを食べ。
「チョット、化粧室に行って来るね」と言い由衣は立ち上がった。
その間、俺はコーヒーのおかわりを頼み由衣の戻るのを待つがなかなか戻ってこないので化粧室の近くまで行くが中に入るわけに行かないので、近くにいたスタッフにたのみ中を見てきて貰ったが
「中にはどなたもいらっしゃいませんが」と、答えた。
不審に、思い他の場所を探し回ったが見付からず
「何処に行っちゃったんだ」と言いながら窓から外を見たとき、見覚えのある色のウエアーを来た、子を黒っぽいウエアーを来た男が二人で挟んで歩いていくのが見えた。
階段を駆け下り一回に着いたとき由衣が車の中に押し込まれている所が降りしきり雪の間から見えた。
その車に、向かって俺は全速力で走り寄ったが、走り出してしまった。
車は、日産サファリで色は黒とシルバーのツートンフロントバンパーはアルミ製に付け替えられていた。
ポケットから携帯を取りだしオーナーに電話をしたが圏外らしく繋がらない
「なんだよ畜生、肝心な時に繋がらないんだから」と、言いながらランクルに走った。
エンジンを駆けると直ぐに走らせながら、無線機の電源を入れ、周波数を合わせると呼び出した。
このキャンプに参加しているヤツで、無線フリークのヤツが来ているのを思い出しそいつの使っている周波数に合わせて呼び出した
「JA1ARI新井さんこちら7K4DCI竹内です、メリット在りませんか緊急ですJA1ARI新井さんこちら7K4DCI竹内です、メリット在りませんか緊急です」と車を走らせながら呼ぶと
「7K4DCI竹内さんどうしました、JA1ARI新井ですどうぞ」
「JA1ARI新井さんこちら7K4DCI竹内ですオーナーに伝えて下さい由衣が拉致られた車は黒とシルバーのツートンフロントバンパーは○○○社製のカンガルーバーに替えてあるナンバーは34ー27男2名乗車ですJA1ARI新井さん7K4DCI竹内ですどうぞ」
「了解7K4DCI竹内さん待ってて下さい、直ぐ呼んできますそれから無線で手配します」
「了解頼みます」


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