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作品名:スノーキャンプ 作者:結城 健三

第6回   怒りの矛先
この日は車雑誌数社が協賛し集めた、関東地区の有名チューニングショップ8社16台のチューニングマシンのテスト&パワーチェック大会を二日に分け開催した。
そこに俺と同じライターの仕事をする5名が集められ各チューニングマシンのインプレッションを書くことになった。
俺達の仕事は、マシンを高速周回路で最高速テストとサーキットコースでのインプレッションテストを午前10時から、午後7時までフルにテストする。
16台のマシンを半分の8台ずつ二日に分けて走る。
残りの8台はパワーチェックをショップのドライバーが行うと言うことである。


一日目のテストは以外にスムーズに終えることが出来一安心していたが夜になると俺の宿泊する部屋に吉岡哲夫、小山佑樹、松下龍一の3名がやって来て
「竹内さんこんな時間に済みません少し良いですか」
「なんだ、皆さん深刻な顔をして、取り敢えず中に入って下さい」
「すみませんね、話しと言うのは明日のドライブする順番の事なんだけど」
「順番がどうした。」
「明日走る順番は竹内さんの次はあの野上正平でその後が俺達じゃあないですか」
「確かにそうだけど、それがどうしたんだ」
「それが問題なんですよ。知っているでしょう野上の別名クラッシャー・ショウと、言うの」
「それは聞いたけど」
「今日は、何事も無く終わったけど明日は、有力チューナーの車が出て来ますよねそうすると奴は、張り切りすぎて又悪い癖が出ると思うんだよね。そうすると」
「俺達の仕事上がったりになってしまうって事ですよ」と小山が言うと、松下が
「そこで俺達、話し合ったんですが奴も一目置いている竹内さんに言ってくれないかな」
「そんな事言っても、順番は公正にくじで決めたんじゃないかそれをひっくり返すのはどうかな」
「無理って事ですか」
「多分美味しいことを百二百だしても、無理だと思うよ」


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