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作品名:スノーキャンプ 作者:結城 健三

第50回   ラブ・トライアル
キッチンカーに戻り、夕食の準備を始めた少しすると真由美さんがヘルプで手伝いに来てくれた。
「真一、何すれば良いの」
「その、鍋でコンソメスープを作って欲しいんだけど」
「ハイよ、任せて置いて」
「由衣は、そこでサラダを作って」
俺は、人参のグラッセとポテトフライを作り始めた。
「真由美さん由衣何か呑まない」
「何かって、何よ」と、真由美が言う
「ビールでも何でも言えば出てくるよ面倒なカクテルは駄目だよ」
「この間の、朝飲んだビールと何か混ぜたのが良いな」
「レッドアイね真由美さんそれで良いかな」
「呑んだこと無いけどそれで良いよ」
「判ったそれを作るよ」と、言うと俺は、キッチンカーから出てトラックに向かいトマトジュースを取りに行き2本取るとキッチンカーに戻ると、祐二が来ていた。
俺は、祐二に
「今日は、良いよ晩飯持って行ってやれその代わり明日の朝にはスッキリ出て来いよ」
「済みません、迷惑掛けて」
「そんな事構わないよ、その代わりしっかり話し合えよ」
「はい、判りました」
「じゃあ、もっていけ」と、言うと祐二はきょうしくしながら食事を持ってテントに帰っていった。
俺は真由美の分と由衣の分のカクテルを作り渡した。
真由美は一口含むと
「これ凄く呑みやすいねこりゃ良いわ」
「ネッ、呑みやすいから二日酔いの時に呑むなんてもったいないと思いませんか」
「二日酔いの親爺に呑ませるの持った無い」と言ってる処にみんなまとまってやって来た。
「はい、どうぞ」と、配っていくと
「今度もこんなにいっぱいですか」とか
「こんなに食べられないよ」
「でも美味しいから食べちゃうのよね」
「キャンプが終わったらおでぶになってるかもね」
「明日の朝から、マラソンしないといけないぞこれ」
と、楽しそうに話しながらみんな食事を始めた。
「由衣ちゃん、多恵ちゃんどうしたの急に来ないって変じゃない」
「少し事情があって」
「どんな」
「真、真由美さんに話して良い、嘘つけないよ」
「良いけど、真由美さんばれないようにして下さいね、それから相談されたら普通に答えてやって下さいこちらから聞くようなことしないで下さい、そうしないと祐二が自立できない気がするし、多恵もこれからに響いてくると思うので」
「どうして、そんなに人のことに頭を突っ込みたがるの、祐二の事はうちの人に任せて置けば良いのに」
「どうしてなのかな、昔からそう言う人だっただろ」
「そうだけどまた一段とパワーアップしたみたいそれで由衣ちゃん話して」
「真由美さんに、後でお願いがあるの、聞いて貰える」
「良いわよ、それより先に祐二と多恵ちゃんの方が先ね」
「はい、」と、言って話し出した。
話し終わる頃には、食事に来る人はいなくなっていた。
「大体、終わりました。俺達も食事にしましょう。」
「はい」と由衣は答え
「そうしようお腹空いちゃったよ」と自分達が食べる分を持ち応接室に入りワインをあけの見ながら食事を始めた。
タイミング良くオーナーがやって来て
「おっ、これから食事か、俺にも何か飲み物くれよ」と、言うので俺は立ち上がりキッチンに行くと棚から、1968年物のマッカラン、ダンカンテーラーと氷とグラスを持ち戻ると、オーナーの前に置いた。
「マジかよ、こんなに良い酒どこにあったんだ、お前だけ呑んでいたのかきたねぇ」
「そんなつもり無いけど、オーナーなら焼酎でも良いんでしょ」
「馬鹿野郎、取り敢えずスピリタスかジュースか、位の見分けは付くよ」
「だから呑ませたく無いんだよ何でも一緒なんだから」
「ははははははは・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「失敗した、バーボンにしておけば良かった」
「俺にはもったいないってか」
「そのつもりで言ったんだけど」
「何だこいつ全部呑んでやる」
「あんた、いい加減にしなよ」と、真由美に言われると
「はい、奥様」と静かになった
「うちの人も来たから真一うちの人も引き込んでやりなさいよ、何もあんただけが悪者になること無いよ」
「何の話しだ」
「オーナーに話すのか」
「何だか嫌そうな言い方だな」
「いや、話しが段々大きくなってくるからとまどってるの」
「じゃあ、こう考えれば、1人で悪者になるより2人で悪物になった方が気楽でしょ」
「まっ良いか、そこまで悪者になりたいのなら二人で成りますか」と、言うことで、話し始めた。


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