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作品名:スノーキャンプ 作者:結城 健三

第44回   キャンピング・ライフ
西山が、針金を持ってやって来た。
「おまたせしました」
俺は、それを受け取ると、西山に切った竹の表面を雪で、こすって綺麗にして貰う、その間に腰に吊っているシースから、アル・マーの4x4を取り出し、半分に割った竹を、エックス形に重ね針金で止めた。それを火が小さくなり炭状態の熾き火になった、直ぐ横に立てたその反対側にも立てそれを2カ所に作りそこにみんなを集めた。
「良いですか、聞いて下さいよ上手くできないですよ。これからバームクーヘンを作っていただきます。まずは竹を切っていただきましたがこれを使います。次にここにある粉を塗って貰います。それでここに乗せたらゆっくり回しきつね色になるまで焼きます。焼けたらもう一度その上に粉を塗りつけ同じ事を繰り返します。7、8回繰り返すと出来上がるです手を出さずに見ていますので頑張ってみて下さい。じゃあ、頑張って、」と、言うとみんなが始めた。
少しすると、ミルクを振ってた連中が、
「こんな感じで良いんですか」と、持って来た。
「これ出来てるよ出してみたら」と、言うと早速その場で開けて出すと見事固まっていた。
「これが、バターですよ食べてみて下さい」と、皿に空けるとみんなの前に差し出した。
オーナーが一番に手を出し少し取って口に運んだ。
「うん、間違いなくバターだ美味しいね」
「でしょう。」と言うとみんなが手を出してきて、口々に
「本当だ、美味しい」と、言う
「これどんなマジックを使ったの」
「秘密です」と、言うとブーブー言われ仕方なく
「秘密は、愛です」と、答えると
「マジに」と、言われ
「本当です、その瓶の中に入れたのは牛乳と生クリームそれに愛だけです。蓋をしてみんなの手から伝わる気持ちが融合して見える状態になったのです。」
「そんな、馬鹿な」という人に
「そう思いますか、実はその瓶に俺は一度も触っていないんです。だから入れた由衣に聞いて下さい」と言うと
「本当にそうなの由衣ちゃん」
「はい、間違い有りません」と、由衣が答えると
「へー本当にそうなるんだ」
「今度、このキャンプ中にみんなにアイスクリームも作ってもらいます簡単ですから」
「そんなのも出来るんだ」
「出来ますよ、楽しいですよ」
そんな、話しをしていると何人かがテントの中から椅子を運んできたのを貰いキャンプファイアーの廻りに座った。
俺は一度キッチンに戻りビールを籠に入れそれに先程待ちに出掛けたときにファーストフード店で買って来たフライドチキンを持って来た。
椅子に座るとオーナー・俺・由衣・真由美さんの順で座ってビールを飲んでいる。
「真一、良く決心した。俺、去年から由衣ちゃんのこと見てきたから気になっていたんだ」と言う俺は由衣に
「ほらここにも、由衣マニアがいただろう」と言うと
「本当だ」と笑う
「何だよう、その由衣マニアって」
「内緒の話」
「この野郎、俺に隠し事か」と言っている時、ぶつっと真由美さんが
「うちの人もこの位の事してくれるなら思いっきり優しくして上げるのに」と言う
それを聞いていたオーナーが
「お前のせいだぞ何とかしろ」と、俺に当たってくる
「知らないですよ、勘弁して下さいよ」と、言ってるところに四駆軍団が帰って来た。
「オーナーまたうるさいのが帰って来ましたよ」
「せっかく丁度良いくらいだったのに」と、言ってるところにゴロゴロぶるぶる言わせて戻ってきた。
軍団を引き連れて出掛けていた南田が帰ってきてオーナーに
「只今、怪我事故無しに戻りました」
「おーお疲れさま」
「みんな何やってるんですか」
「バームクーヘンを作ってるんだよ」
「面白そうですね」
わいわいガヤガヤやりながら30分が過ぎた頃
最初のひとつが出来た。
俺は立ち上がりバットを持って行きそこに出来上がったバームクーヘンを竹から抜き大きな竹輪みたいな物が出来た。
それを、俺が包丁でカットし皿に盛り付、けスプレー式の生クリームをかけ16名に分けた
「バターを乗せると、もっと美味しくなるよ」と言うとみんな付けていった。
そんな事を、しながらそれから2時間近く遊んでいた。
俺達4名はキッチンカーの応接室に戻り夕食について話し出そうとした時多恵が
「由衣それどうしたの」と、リングを見つけて突拍子のない声を出した。
それで祐二が気が付き
「由衣ちゃん、それって」と、言うと由衣は
「そうなの、真さんが買ってくれたの」と、言うと
「真一さんが只くれたんじゃあないでしょう」
「判った、俺から発表します。この4人で黙って居ても仕方ないので、俺と由衣は付き合うことにしました、この子ならこれから先、楽しく付き合いが出来るかなと思って、付き合ってくれますかと言いました」
「そうでしたか、由衣年上で良いのね」
「歳のこと気にしないもの」
「そう、判ったわ、由衣おめでとうずっと思い続けて居たものねやったね」
「うん、」
「真一さん、大事にしてやってね」
「判ってる、」
その後、10分くらい話し夕食の準備に入った」


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