「明日、四駆乗り達が楽しみにしている雪道ラッセル走行をする日だな」 「知ってるよ、去年私も行ったから、あの人達、変な人ばかりで雪に埋まって動けなくなって喜んでいる変人ばかりで、私はもう行きたくないけど祐二くんは行くんでしょ」と、言うのを聞いた時 「そうか、祐二も行くのか、と言う事は車が無いよ。どうしよう、・・・・・・・・」 「どうしたの」 「祐二は、多分俺のランクルに乗って行くんだよ。そうすると、俺達どうするかな」 「どうするの」 「ちょっと待ってて、オーナーは行かないからオーナーに借りて来るから」と、言ってオーナーの所に向かった。 また雪が降ってきていた。 メインテントに入ると、未だ先程の1/3位の人達が残っていた、その中にかなり酔ったオーナーを見つけることが出来た。 「オーナー頼みが有るんですが」と、言うと 「真二か、どうした。お前飲んでるか」 「オーナー、初日から飛ばしすぎですよ」 「何言ってんだ。ほれお前も飲め」と、氷の入っているアイスペールにウイスキーを、注ぎ俺の前に差し出し 「お前、この位平気だろ」と、差し出すと周りの奴らも 「竹内さん、飲めないは通用しない由かもオーナーからの酒だもの」と、言われ仕方無しに受け取ると、 「オーナー済みません、明日車貸して下さい」 「明日使わないから構わないけど、とにかく飲め」と進める仕方ないので 「判った、お前等俺にこんなに飲ませて楽しいか」 「楽しいよ、がんばれよ」と冷やかす 「良し判った飲んでやろうじゃん、その代わり」と迄言いかけてのみ始めた 一気に、飲み干した後で 「よ〜し飲んだぞ、その代わりここにいるお前等、明日の朝飯抜きだ。飲み過ぎた」と、言うと 「え〜マジで、オーナーのせいだ、俺達、明日日干しだ」 「朝抜きって事は、明日は昼無いから一食死ぬ〜〜、オーナー化けて出てやる」と、言われたオーナーは、 「何だ、俺のお陰でダイエットが出来るのか良かったな」 「何がダイエットだよ、これ以上痩せたら、骨と皮に成っちゃうよ」と、体重100kgは、ありそうな奴が困り顔で言うと 「お前が一番ダイエットが必要なんだよ」と言われて 「俺は太ってるのが仕事なんだよ」 「まあ、そんな事どうでも良いよオーナー鍵かして」と言うとポケットから出し俺に投げてよこした。 由衣の所に戻りベットに座ると 「ねえ、遅かったけど何かあったの」 「酒を無理矢理飲まされた」 「なにそれ、」 「仕方ないさ、鍵は借りられたから」 「外はもうかなり寒いんでしょう」 「由衣は冷え性なのか」 「そんな事無いと思うけど、どうして」 「冷え性なら明日、毛糸のパンツでも買ってやろうかと思ってさ」 「今時、毛糸のパンツはないよ」 「そうなんだ」 「私眠くなったんだけど何処で寝ればいいの」 「そうか今用意してあげるよ」と、立ち上がりベットの上に、シュラフを広げ毛布を掛けた 「出来たよ」 「これで大丈夫なの」 「大丈夫十分さ」 「そのまま中に入ってみな」 「そうなの、本当に」と言いながらシュラフの中に入った 俺はグラスに、氷を入れウイスキーを注ぎ口に運ぶ。 部屋の、灯りをつまみで落として音楽もボリュームを下げそれから1時間くらい明日のメニュー表を見ながら飲んで居るともう寝てると思った由衣が俺の背中に声を掛けてきた。 「真、未だ寝ないの、って言うか飲み過ぎよ」 「お前こそ、未だ寝てないのか」 「喉乾いて来ちゃった」 「待ってろ、持ってくる何が良い」 「寒いのに良いよ」 「大丈夫」と言って外に出てトラックに行きペリエを6本パックをひとつとオレンジジュースを持って戻ってきた。 「う〜寒い寒い、由衣持って来たぞオレンジジュースで良いか」 「ありがとう、早くこっちに来て」と、言うので中に入りベットの縁に腰を下ろすと由衣は起きあがっていた。 由衣に缶ジュースを渡すと俺の背中から抱き付いてきた。 「寒かったでしょうこの缶ジュース冷凍庫に入ってたみたいだもの」 「外に出ると息が出来無いくらい寒いよ、ここは天国だね」と言いながらペリエ飲んだ 「俺も寝ようかな明日早いし」 「そうしなよ、」と、言うので立ち上がりシュラフを広げ中に入ろうとした時、由衣が 「寝袋要らないよ、毛布が二枚有るんでしょ重ねて二人出掛ければ大丈夫よ」と、言うので、 「じゃあ、こうしよう」と、シュラフは封筒型なので2枚のシュラフを、繋げて一つにした。 「これに入って、俺も入るから」と、言うと 「判った、でのこんな風に出来るんだ知らなかった」俺は、歯を磨いてきてシュラフに入ると、由衣は壁の方を向いて身を縮める様にしていた。 その身体を、後ろから抱きしめてやると、覚悟が出来たのか気を許したのか俺の腕の中で、くるりと半回転して俺の方を見た。
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