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作品名:スノーキャンプ 作者:結城 健三

第24回   ナイスフェロー
翌日、キャンピングカーファクトリーに行きキッチンカーを、見せて貰いながら設備など見せてもらい事務所で社長の長島に
「12月25日位に取りに来たんですが、出来ますか。それから買い取りますが内装の不都合とかレイアウトの変更は出来ますか」と、聞くと
「竹内さんそうですね、12月23日には出来上がっていますよ。買い取って貰った上雑誌まで載せて貰えるなんてありがたいです。内装の変更は大丈夫ですが、厨房機器の変更はむつかしいと思いますが、基本的には設計の時点で、調理人にアドバイスを貰っていますので使いやすくなっていると思います」
「それでもう一つ効いて置くのを忘れていましたが、電源というのは外部ですか」
「いえ、大きな発電機を2台積み込んであります。それで間に合います」
「そうですか判りました」
「竹内さんには、色々していただくので車本体の値段くらいで良いですよ」
「そんなに安くして良いのですか、安いのはありがたいのですが」
「商人の基本です、損して徳取れってね。」
「ありがとうございます」
暫く色んなキャンピングカーやバンの内装を、見たり触ったりし試乗をし、メモを取り写真を撮り3時過ぎに礼を言い後にした。


それから一週間後、仕事の話しで色々な編集社を廻っている時、有る編集社に入って行くと奥の方で編集長が俺に手を挙げ
「竹さんやばいですよ。」
「何がですか、何もしてないでしょう」
「そうじゃなくて、野上の件ですよ」
「野上がどうしたんですか」
「あいつ、うちの社長と親戚と言うコネで君を出入禁止にしょうとしてるぞ、何かあったのか彼奴と」
「特別には無い事にしておきますが、この会社がそんな事をすれば今迄のことを全て面白い記事にして各編集社に送りつける用意もしてある、裏付けの写真や証言も添付してね、かなり面白い者になっているから売れるだろうなと、言ってたと上層部の人に伝えて下さいよ」と、言うと編集長の顔色が変わった。
「判った必ず伝える」
「それじゃぁ、年末の仕事は終わりです。年始は、1月7日からです又何かありましたらFAXで連絡下さい。失礼します。」と、言うと外に出た。
それから3日に掛けて編集社を廻り挨拶をして俺の今年の仕事が終わった。

俺は、この仕事をしているが、この仕事だけでは今の暮らしは出来ない。
実は、逆に言うとこの仕事をしないでも食って行くだけの収入はある。
それは、親の残してくれた遺産なのである。
親が年を取って隠居するのにかなり前に買っていたかなり広い土地が、高速道路の予定地
になってしまったため売った大金が入って来たその、金でマンションと山梨の山林を買い取ったのだ。
山林は、将来この仕事を辞めた時にキャンプ場をやろうと思って買ったものである。


その後は、残っていた仕事を片づけて行った。
キャンプ道具を出し手入れをして居る時、電話が鳴った。
「真一くん、チラシが出来たけど、食材のオーダー表は出たけど、アルコール、ジュース類のオーダーが出てないけどどうするの」
「済みません、忘れてました。今度のミーティングの日に持っていきますが間に合いますかね」
「全然間に合うよ」
「じゃぁ、その日に持っていきます」
「所で、朝見くんから電話あったか」
「無いですよ。なんですか」
「いや別に、それじゃぁたのむよ」
「わかった、じゃぁ」と、電話を切ると手入れを続けた。


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